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銀鏡神楽(しろみかぐら)
(宮崎県西都市)
 
重要無形民族文化財(国指定)
 
12月12日~16日(33番は、前夜祭の14日~15日徹夜で舞われる
 
日本神話の源流
 
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銀鏡神楽  
 
式33番神楽(重要無形民族文化財国指定)
 
 
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銀鏡神社の大祭として12月14日、15日に催される。主神である懐良(かねなが)親王、大山祇神(おおやまつみのかみ)、石長姫(いわながひめ)のほか、各地の摂社から多くの神々が集う厳粛な舞いが特徴で、狩法神事「シシトギリ」など狩猟文化の歴史も伝えている。昭和53年国の重要無形民俗文化財に指定。

 

銀鏡神楽

のびやかな田園地帯が広がる西都市から一ツ瀬川に沿って遡(さかのぼ)っていくと、あたりは緑深い山々が連なる景色へと一変する。かつて東米良(めら)と呼ばれた銀鏡(しろみ)周辺は、険しい土地ながら縄文時代から人が住み、さほど遠くない時代まで焼畑や狩猟を中心とした山の暮らしが営まれてきた。
稲作に頼らない山の暮らしは、食料や富の貯蔵が困難であるため、人は自然の恵みにより深く感謝し、自然の脅威をおそれながら、山に寄り添うように生きてきたのだろう。神楽がその土地の暮らしや歴史を映す鏡であることを、銀鏡神楽は教えてくれる。
次々に降臨する神々
12月14日から15日にかけて、銀鏡神社の大祭に奉納される銀鏡神楽は、周辺に点在する宿(しゅく)神社、六社(ろくしゃ)稲荷社、手力男(たぢからお)社、若男(わかおう)社、七社(ななしゃ)稲荷社から神々を迎える「神迎え」の儀式で始まる。「神迎え」は「面さま迎え」とも呼ばれ、銀鏡では神楽面そのものが神様として考えられている。これらの神々が次々に舞い降りる神楽の前半は、神主や宮司によって舞われる厳粛なものだ。
各地から集まってきた神々が銀鏡神社に向かう行列を、人々は手を合わせて迎え、神楽の夜は静かに始まる。もっとも重要な番付とされる西之宮大明神(懐良親王(かねよししんのう)。銀鏡神社の主神のひとつ)の舞いは、代々銀鏡神社の神主によって舞い継がれてきた。神楽の夜の舞手は、人を越えた存在として扱われ、当日、神主が口にするものは、座付(ざつけ)と呼ばれる取り仕切り役が毒見をしてから供するのがしきたりだ。また、一切のまかないものは、近年まで男だけで作り、台所の長として目代(もくだい)という役が脇差しをつけて目を光らせていた。
番付の前半では、このように神々が次々に降臨するのだが、その中に鵜戸(うど)神楽、鵜戸鬼神と鵜戸神宮に関するものが二番あることが目を引く。記録によると元和元年(1615)、鵜戸神宮(当時は鵜戸山道場)の別当を務めた浜砂淡路守が銀鏡に帰郷して伝えたとされる。もともと東米良周辺は竜房山(りゅうぶさやま)を仰ぐ山岳信仰の地であり、当時修験道の一大聖地として知られていた鵜戸山の神を招くことは自然なことだったのかもしれない。
山への祈り、シシトギリ
銀鏡神楽の特徴のひとつとしてシシトギリ(狩法神事)がある。山の神である大山祇神とその娘・石長姫をまつる銀鏡神社の大祭だけに、山への感謝と祈りが祭りの基調となっているのだが、シシトギリは神楽の最終盤、すっかり夜が明けた後に、神事として行われる狂言劇だ。
これは猪狩りの様子を模したもので、本殿ではなく外神屋で行われる。厳粛な雰囲気で舞われるそれまでの神楽と違い、ユーモラスな問答と所作に人々の歓声が沸き、神楽の最後に村人の心をひとつにする。続いて神送りが終わると、神前に奉納されていた猪の肉で作った雑炊が参拝者にふるまわれ、ここで神楽は終了するのだが、祭りはまだ続き、翌朝、銀鏡川の川原で、「ししば祭」が行われる。これは山の恵みに感謝し、猪の霊を慰めるための祭りで、祈りを捧げた後に猪の頭を焼き、串に刺して食べる神事。派手な祭りではないが、狩猟文化の歴史と重みを感じさせてくれる。
 

法者に聞く

お二人にとって銀鏡神楽とは?
武俊さん
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000031370.jpg私は宮司で舞手ですから、とにかく一所懸命にやるだけなのですが、神前奉納ですから厳しさがありますね。真剣に舞うこと。人に見せるものではない。そういう風に昔から教えられてきました。
武畩さん
銀鏡神社の神様は、とても力がある、怖い神様なんです。子供の頃から、そう叩き込まれました。これは銀鏡の人は皆そうでしょう。ありがたい神様なのですが、親しみがわくというものではなくて、おそれの方が強いですね。「奉仕を始めたら、終生奉仕しろ。そうでないと運が良くないぞ」と。ですから神楽に関わる者は、とにかく懸命に奉仕するだけで、人がどう見るかとか、観光がどうとかは考えられません。
武俊さん
私の記憶する中だけですが、昔そのままですね。何も変わっていませんし、変えてはいけないものでしょう。装束も、舞いも、人の心も、昔のままです。
舞っている最中は、どんな感じなのでしょうか。
武俊さん
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000031426.jpg何も考えられないですね。 面(おもて)様をつけたら神様の世界。自分がなくなります。時間がたつのも早いですし。
武畩さん
「ノセの舞うごつ(舞うように)舞え」と教えられました。ノセとは、どうも身軽な動物のようなものらしいのですが、それが何であるか、もう誰も知らないようです(笑)。でも、それで意味が伝わるのですから不思議ですね。
 

銀鏡神社大祭・銀鏡神楽(国指定重要民俗文化財 米良神楽)

西都市、銀鏡神社(しろみ神社)の大祭で、銀鏡神楽(しろみ神楽)が奉納されました。
毎年、遠路、関東・関西方面からいらっしゃる方も多く、今年も、多くの方がいらして賑わっておりました。
少しだけですが、写真で紹介します。

宮崎の神楽と言いますと、まず、「高千穂の夜神楽」を連想される方も多いと思いますが、宮崎県下には、多くの夜神楽や昼神楽が伝承されていおります。
銀鏡神楽は、登録呼称「米良神楽」として、高千穂の夜神楽よりも先に、1977年(昭和52年)5月、宮崎県下では一番先に、国の重要民俗文化財の指定を受けた神楽です。
県下で国の民俗文化財に指定された神楽には、椎葉神楽、高千穂の夜神楽、高原の神舞(祓川神楽・狭野神楽)がありますが、いずれも複数の神楽の総称での指定ですが、「米良神楽」は銀鏡神楽を指します。

銀鏡神楽は12月12日より始まる、銀鏡神社大祭の際に舞われ、夜神楽は12月14日~15日に行われます。

12月14日の神楽は周辺の神社、つまり、宿神社、六社稲荷社、手力男社、若男社、七社稲荷社から神々を迎える「神迎え」(「面さま迎え」とも呼ばれる)の儀式で始まります。

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鵜戸神楽、第六番、鵜戸鬼神は鵜戸神宮に関するもの。記録によると、鵜戸神宮(当時:鵜戸山道場)の別当を務めた浜砂淡路守重賢が鵜戸で習得した神楽を銀鏡に帰郷して伝えたとされている。

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[鵜戸鬼神]


西之宮大明神
銀鏡では神楽面そのものが神様として考えられており、神楽番付の前半では、この神々が次々に降臨します。(降居(おりい)と称しています。)これら神々の舞は、神主や宮司によって舞われる厳粛なものであり、鎮守社や摂社の神々が登場するのは米良系神楽の特徴です。
 
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[西之宮大明神]

銀鏡神楽は 一番、星の舞~三十三番 神送りまで三十三番。

12月14日は午後より周辺の神社、つまり、宿神社、六社稲荷社、手力男社、若男社、七社稲荷社から神々を迎える「神迎え」の儀式で始まり、午後7時より式典の後、午後8時より神楽が夜通し奉納されます。

銀鏡神楽 式32番 ししとぎり [狩法神事] の写真

 山入りから捕獲までの過程を演じ、狩りの暮らしに感謝する舞。


番付米良神楽(銀鏡神楽・しろみかぐら) 平成21年 演目着面●
素面○
時刻
1星の舞 (この一番だけは12月13日に奉納されます。)2(前日)
2清山(キヨヤマ) http://kagura2.hujibakama.com/comon/l1.gif現在この番付220:27
3花の舞 [結界]420:49
4地舞421:17
5鵜戸神楽(ウドカグラ)222:15
6鵜戸鬼神(ウドキジン)122:38
7幣指(ヘイザシ)222:54
8西之宮大明神(ニシノミヤダイミョウジン) *動画あり 123:21
9住吉(スミヨシ)423:41
10宿神三宝荒神(シュクシンサンポウコウジン)100:19
11若男大明神(ワカオトコオオカミ)100:32
12初三舞(ハサンマイ)400:45
13六社稲荷大明神101:44
14七社稲荷大明神102:21
15神崇(カンシイ) *神主舞あり102:34
16荘厳(ショウグン) *神主舞あり203:27
17柴荒神(シバコウジン)1/1○/●04:00
18一人剣(ヒトリツルギ)104:40
19神和(カンナギ)105:03
20綱荒神(ツナコウジン)2/1○/●05:17
21綱神楽(ツナカグラ)406:00
22伊勢神楽(イセカグラ) [大神神楽]106:36
23手力男命(タチカラオノミコト)107:07
24戸破明神(トガクシ)107:27
25白蓋鬼神(ビャッカイキジン) [あまほめ]107:56
26オキエ [火の神舞]208:07
27室の神(ヘヤノカミ) [杓子面]1/7○/●08:33
28七鬼神(シチキジン)1/7○/●08:56
29獅子舞(シシマイ)1/7○/●08:59
30衣笠鬼神(ミカサキジン)[笠取]2/8●/○09:11
31鎮守 (クリオロシ)609:19
32ししとぎり [狩法神事]http://kagura2.hujibakama.com/comon/l1.gif現在この番付213:43
33神送り3/全員●/○14:31
-本殿祭 (式31番の後に銀鏡神社本殿にて執り行われる。)  11:12

時刻は撮影時刻より抽出したものであり、舞の開始時刻ではありません。平成21年の記録であり、先々同様とは限りません。


 

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