今日の一言
「さすけね」
「ほのぐれのごどは、さすけね・・・さすけね」
(意味)
「そのくらいのことは大丈夫・・・・どうってことないよ」
「さしつかえない」とか「どんまい・どんまい」と同じ意味
「さすけね」 (福島・会津・山形・秋田方面の方言)
大丈夫。気にしなくてよい。
助けてよ・・・・サスケネ・・さすけね
宮司は、最近口癖のように
「さすけね」という言霊(ことだま)が飛び出してくる
「宮司さん・・・・仕事に疲れてやめようかと思う」
宮司・・・「さすけねぇ~さすけねぇ~悲しみや苦しさは吉野において帰りなさい!」
「宮司さん好きな人から捨てられた・・・悔しい・・・つらい」
宮司・・・・「さすけねぇ~さすけねぇ~悲しみや苦しさは吉野において帰りなさい!」
「宮司さん、誰も私を必要としてくれない・・・・毎日何もする氣が起きない」
宮司・・・・「さすけねぇ~さすけねぇ~悲しみや苦しさは吉野において帰りなさい!」
「さすけね」という言葉はほっとする。
「さすけね」という言葉で安心する。
東北地方には「あたたかい」素敵な言葉がある。
人生は「さすけね」
登山家 田部井淳子さん
人生の大半を「さすけね」で生きてきた。「さすけね」福島弁で「さしつかえない」の意で、例えば人が何かを失敗をしでかした時「大丈夫、大丈夫」とか「気にしない、気にしない」というニュアンスで使われる。失敗した本人はそれを聞いて、標準語で「大丈夫だよ」言われるよりホッとし、周りの空気がなごむ。
田部井淳子さん(72歳)。
1975年、女性として世界ではじめてエベレスト登頂を果たし、1992年には世界七大陸の最高峰登頂を成し遂げる。各国の最高峰への登頂の数は約60。その数は今も増え続けている
1975年、女性として世界ではじめてエベレスト登頂を果たし、1992年には世界七大陸の最高峰登頂を成し遂げる。各国の最高峰への登頂の数は約60。その数は今も増え続けている