悩みはイバラのようにふりそそぐ 山田かまち

 
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悩みはイバラのようにふりそそぐ
 
もっと考える時を持った方がいいよ
君たちはいつだって有頂天になってる
そうしては 
 
また 気をめいらせているのさ


自分というものをどう思ってるんだい
まるでほうり出されたハトみたいだ
動きまわっているだけさ

幸せは簡単にはみつからないよ

それでもいいんだろう、君たちは

自分が幸せを求めてるってことにも

気付いちゃいないんだからね

まるでね。

もっと考える時間を持った方がいいよ
君たちはいつも・・・・・・・・・・。
                            ( by山田 かまち)
 
 
< 救い?>

君に救いを求めたくはない。
ただ君から・・・美しさ、優しさ、
 喜びを、発見したいんだ。
 感じたいんだ。それよりも、
君を愛したいんだ、
愛し合いたい。

真弓、君が好きだ
とても好きだ。
ここに来てもらいたい。
ここに居てほしい。
君をやさしくなでてあげたい。
君の心臓の音を体で聞きながら眠りたい。
君の手を握りたい。
君になにもかもうちあけたい。

でも、こんな疲れたぼくを見ないでほしい。
ぼくはもっと元気になって
いつも君のそばにいて、  君を守って
君を元気にして、  楽しい時間をすごしたい。

君と二人で幸せをともにし
君と二人で笑い
君の髪をかざってあげる
ここにあるこのきれいな小さな花を

 
 
 
<山田かまちの横顔>
 
1977年山田かまちという17歳の少年が自宅の2階でエレキギターに感電して亡くなった。死後に多くの絵や詩、日記やノートが発見される。同級生である氷室京介とバンドを組んだこともあった。
今回はあまりに早く亡くなったある一人の天才が残した言葉を紹介しよう。
 
 
山田 かまち(やまだ かまち、1960年7月21日 - 1977年8月10日)は、17歳で夭逝したロック少年。死後に遺作となった絵画が発見され、それらを収めた『悩みはイバラのようにふりそそぐ : 山田かまち詩画集』(1992年)がきっかけで世に広く知られるようになった。群馬県高崎市出身。
 

<山田かまちの遺した言霊>
 
・それはぼくたちを苦しめるのか
            喜ばせるのか

 にくらしくなってくる
 くやしい。
 頭にくる。
 欲望とはなんだ。
 なんなんだ。欲望とは・・・・。

・失恋は美しい。それに流す涙は
 なんて美しく感動的なんだろう
 すばらしい出来ばえだ。 <注>おれが失恋したんじゃないぜ。

・世の中矛盾があるとしたら、
 赤ちゃんができてしまうこと。
 セックスは赤ちゃんを生むため
 にやるのではないのに・・・・・。

・(前文略)旅みたいだ 人生は
 人生は道みたいだ
 でも歩かなくてもいい
 そこにいれば それで
 それでいいこともある
 だけど歩けば
 歩けば苦しい
 苦しいけど 歩けば
 歩けばどうにかなる
 そんな信仰にとりつかれてりゃあ
 それはそんなもんさ
 それはそうだけど
 もったいないもの
 こんな時間まで。

 これは詩じゃない
 詩じゃなくなってきている
 なんの技巧もない
 でもただリズムがおどって
 あそびまわってら。
 いいのか
     これで
 いいのか
     それで
 これは詩じゃない
 それはダラクだ
 おちたんだ   
      おまえ
 ダラクの深淵に
  おちるな
 あがれ
  あがれ
 これは詩じゃない。

・もうこのノートがおわった
 はじめのころとはずいぶん変ったな
 そりゃなんたって、人間だもの

・アルミニウムの溶けたのが宇宙にばらまかれた
 すばらしい彫刻ができた。
 「おろか者」という題名の

・虹のように消えてゆくきょうも
 午前0時で明日につながっている。

・芸術は不幸者のどろ遊びであってはならない。
 不幸者をよみがえらせる綱でなくてはならないのだ。
 
 

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