葉隠に生きる
「武士の三禁物」(大酒・自慢・奢り高ぶる)
日本の武士(ぶし)は大酒は慎め!
日本の武士(もののふ)は、自慢話はするな!
日本の武士(さむらい)は、贅沢で奢るな!
最近のタレントでも、少しテレビで売れ出すと、まるで天狗になり、偉そうにしはじめ、次々にスキャンダルが明るみになる。
スターやお笑い系の者も、年収1000万円以上貰い始めると、物の言い方が傲慢で、贅沢になり、着る物食べるものが派手になると終わりである。
また最近では「みのもんた」のようにまともに子供の教育も出来てない人間の屑も、アナウンサー面して偉そうにしているが・・必ず、大酒と傲慢さ贅沢三昧・・・金持ち面などで衰退する。
女性タレントやアナウンサーにもまるで節操のない者もいる。
「葉隠聞書」
「奉公人の禁物は、何事にて候はんや。」と尋ね候へば
「大酒・自慢・奢なるべし。不仕合せの時は気遣ひなし。
ちと仕合せよき時分、この三箇条危なきものなり。
人の上を見給へ、やがて乗気さし、自慢・奢が付きて散々見苦しく候。
それ故、人は苦を見たる者ならでは根性据わらず、
若き中には随分不仕合せなるがよし。
不仕合せの時草臥るる者は、益(やく)に立たざるなり。」と。
< 訳 >
「奉公人にとって、やってはいけないことは何でしょうか。」と聞いたところ、
「大酒・自慢・贅沢であろう。
不運の時は構わない。
少し幸運だったりすると、この三項目は命取りとなりがちだ。
他人の身の上を見よ。
ちょっと上手く行ってると、次第に調子づいて、
自慢・贅沢がちとなって、まったく見苦しい限りである。
だから、人は苦しい目に遭った者でなければ、
根性が据わらないもので、
若いうちは、とかく苦労の多い方がいい。
苦労が多く不運の時、
疲れてしまうような人は
役に立たないからだ。」との答えだった。