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「親子登山」の前に話しておきたいことがある・・・・
 
 山とは金では絶対に買うことのできない
 
偉大な体験と、
 
一人の筋金入りの
 
素晴らしい人間を
 
作るところだ.
 
 
 
山男は「山で死んではいけない」
 
何故なら・・・
 
山で遭難することは
 
「装備が不十分」
 
「気象が読めていなかった」からか
 
「登山技術が未熟だった」からである
 
 
だから
 
山男は「山で死ぬことは恥と覚悟せねばならない」
 
山男は必ず「畳の上で死なねばならない」
 
何故なら「山の神々」に申しわけないからである。
 
 
山男は「山に挑戦してはいけない」
 
山男は「山に登らせて戴くという謙虚さが大切なのだ」
 
 
山男は「山に感謝し、自然のあらゆるものに頭をたれひざまずくのだ」
 
山男は「山を甘く見ると必ず山に叱られる・・・山からしっぺ返しされる」
 
 
山男は「慣れた頃・慣れた山で必ず怪我をする」
 
(だから・・どんな「低い山」「夏山」もなめたら「駄目」なのだ)
 
山男は「想定外と言う言いわけは通用しない、想定外が普通なのだ!」
 
 
山男は「最憂の原則」を忘れてはいけない
 
「最も憂うべき状況」を考えて行動するのだ
 
(非常食・非常薬品・非常装備を忘れるな)
 
山男は「登り優先とし、下る者が停止して道を譲ること」
 
(下る者が停止して待つ時は山側によける・・谷側は危険を伴う)
 
 
 山男は「美しい言葉を使い、明るい挨拶に心がける」
(山男は品格が無ければならない、山も人生もダンディであれ)
 
 
山男は「登る時よりも・・・下り(降り)に細心の気を配ることだ」
 
(浮石に乗るな、落石させるな)
 
山男は 「自己責任を原則とせよ、自力救助を原則とせよ」
 
 
山男は「高山植物を愛せ・・・高山の鳥や虫達を愛せ」
 
山男は「強くなければいけない、やさしくなければいけない」
 
山男は「山を汚してはいけない、傷つけてはいけない」
 
 
山男は「唯物論者ではなく、唯心論者であれ・・見えないものを信じよ」
 
 山男は「物より心を大切にしなければならい」 
 
 
山男は「何故・・山に登るか?そこに山があるからだ・・それでいい」
 
山男は「苦しみを楽しみ、悲しみを汗に流し・・すべてはあるがままを受け入れて」
 
山男は「進むときは人まかせでもいいが、退く時はいさぎよく自分で決めよ!」
 
 
山男は「まさかの坂」がある事を忘れるな
 
山男は「頂上を目の前にして、撤退する勇気を持て」
(気象状況、体調、積雪による・・・・判断を誤るな・・無理はするな)
 
 
 
 (※ 参考事項・・・登山する上での注意点)
 
①常日頃、体力作りに心がける。
 
体力があれば、アクシデントは発生し難いし、多少のアクシデントには耐えられる。
②体調管理をしっかりする。
 
同行者に迷惑をかけないようにすること。
 ただし、入山後に体調が悪くなったときは遠慮せずに同行者の助けを借りる。
 体調さえよければ、歩く速度が遅くても問題はない。自分のペースを保つ。
 山登りで大切なことは、全員で登って、全員で下山してくること。
 お互いに助け合う気持が重要。
③転ばないように(怪我をしないように)注意して歩く。
 
転んで怪我をすれば歩けなくなり、自力では帰ってこられない場合がある。
 ストックを使うことは有効。
④雨具は常に持参する。
 
雨具は、雨だけでなく、強風や寒さから体温の低下を防ぐのにも使える。
⑤日帰りでも1泊できるくらいの最低限の衣料と食料を常に持参する。
 
怪我をして歩けなくなったときは、山中で野宿することもあり得る。
⑥懐中電灯(好ましくはヘッドランプ)を常に持参する。
 
下山が暗くなることもあり得る。
 山中で暗くなると歩けないので山中泊となってしまう。
 懐中電灯があれば下山できる。山中で野宿するときでも灯りがあれば心強い。
⑦落石は怖い。
 
自分で石を落とさないように歩く。石を落としたときは「落石」と大声で出す。
 落石がありそうな所(崖の下、ガレ場など)では休憩しない。
 急斜面で自分より上に歩行者がいるときは、時々上を見て落石を警戒する。
⑧雷は怖い。
 
夏山の午後は要注意。早立ち・早着きが肝要。
 雷が近づいたときは、窪みに逃げて雷が治まるのを待つ。雷雲が通り過ぎる
  まで30分の我慢。自分が突起物にならない。高い木のそばは避ける。
⑨天候の急変は怖い。
 
特に春山、秋山は、軽装で出かけて、天候急変のため凍死に至る事故が起き
  やすい。天候の急変(台風を含む)が予測されるときは入山しない。
 入山しているときは撤退するか、天候が落ち着くのを山小屋など安全な所で待つ。
⑩登山道の凍結は怖い。
 
滑落だけでなく、滑って転んでで怪我をすることもある。
 凍結が予測されるときはアイゼンを持参する。
⑪道を譲るときは山側へよける。
 
谷側へよけると接触して突き落とされる危険性がある。
⑫道に迷わない。
 
地図をよく見る習慣をつける。地形とコースを頭に入れ、現在地を確認しな
  がら歩く。
 出発地点に着いたら登山口を確認。頂上に着いたら下山口を確認。
 道が二股になっていて、どっちへ行くか迷うときは、よく踏まれている方の
  道を選ぶ。
 道に迷ったときは、登って元に戻る(道に迷うのは下山するときが殆どで、
  登るときに道 に迷うことは殆どない)。
 道に迷ったときは、絶対に谷には下らない(滝の上に出て進退極まる)。
  尾根に登って自 分の位置を確認する。