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文楽の魅力

吉水神社に文楽の関係者が、四月公演の「義経千本桜」の成功祈願に参拝された。

歌舞伎や踊りや文楽の関係者が「義経千本桜」をされる時は、必ず吉水神社で正式参拝をされ、興行の成功祈願をされるのです。

「吉水神社、勝手神社」が『義経千本桜』の本舞台だからです。

日本の素晴らしい文化伝統に「浄瑠璃」があり、文楽人形は世界の誇れるものです。

宮司は、「文楽」の関係者が謹んで恭しく参拝されている姿を見て心が打たれた。ここにも日本の文化や伝統を守り抜こうとされる方々が居られる事に感動しました。

義経千本桜 (よしつねせんぼんざくら) 通称・千本桜

○ 時代物 竹田出雲、三好松洛、並木千柳合作 1747(延享4)年初演

平家を全滅させる大功をあげながら、兄の頼朝にうとまれて追われる身となった義経の物語を縦糸に、愛妾の静御前、平家の勇将平知盛、吉野のならず者いがみの権太、鼓を慕う狐忠信など個性豊かな登場人物の活躍を横糸にした大作。黄金の合作トリオ出雲、松洛、千柳による伝奇的な作品だ。

 義経は、朝廷から下された初音の鼓を持って都を落ちる。伏見で静と別れる時に鼓を与え、忠信に守護を命じる。一行は九州に行くため大物浦から船出するが、船宿の主人に身を変えていた知盛と家来が襲撃、敗れた知盛は碇を体に巻き付けて入水する。

 吉野の山麓下市村の釣瓶ずし屋、やくざ者の長男権太は勘当の身、娘のお里は下男の弥助に夢中である。弥助とは、実は平家の公達維盛の仮の姿、すし屋の主人弥左衛門が、恩返しのためかくまっているのだ。維盛の妻・若葉の内侍と若君六代君がすし屋を訪れ、家族が再会。訴人すると飛び出す権太、召し取りにくる梶原景時。思いがけず権太が妻子を身代わりにして維盛一家を助けるが、事情を知らない父親に刺され、権太は息絶える。

 静御前と忠信は、吉野の山奥、川連法眼の館に義経がいると聞き道を急ぐ。館に着くと忠信がもう一人。初音の鼓を打つと、一人の忠信は白狐に変身する。父母の皮を張った鼓を慕って付き添って来たのだった。鼓をもらった狐は喜んで宙を舞い、霊力で義経たちの危機を救う。

 知盛、権太、狐忠信がそれぞれ主人公となる挿話が、独立して演じられることが多い。「大物浦」は知盛の豪快な入水シーンがみどころ。「すしや」は深手を負った権太が善心に返っていた驚きがヤマになる。

「川連館」は狐の親子の情と白狐のダイナミックな宙乗りが観衆を酔わせる。静御前と忠信の道行は春らんまんの吉野山で、名物の桜の花の中を行く1組の男女の舞踊シーンだが、恋人同士でなく主従であるところをお見逃しなく。

浄瑠璃なんですけど、これはお姫様の名前なんです。浄瑠璃姫と言うとても美しいお姫様がいたんですね。その浄瑠璃姫と牛若丸が恋をしたんですが、牛若丸は旅立ってしまったので悲恋物語として伝わったんですね。それが江戸時代にすごく流行ったんですよ。浄瑠璃姫物語を聞きにいこうって言ってたのがだんだん浄瑠璃を聞きにいこうとなったんです。


≪この浄瑠璃の義経千本桜のバックの絵は、吉水神社境内の『一目千本』の風景なのです。≫



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