明るい光に向って！人間は、生きねばならない！
どんなに辛くとも、悲しくても・・
鳥は 飛ばねばならない！
人は、どんな試練にも耐えて・・・
生きねばならない！
テレビを見ていた
一瞬 呆然として
凍りついた
胸が切なく
熱くなった
筋肉がどんどん
骨になる 大切な娘を
抱き締める 母
動かせない下半身
ベッドに倒れこむ 娘
悲しみ 辛さに 耐えている
テレビが涙で曇り
見ていられなくなって
たまらなく 私は
立ち上がり
木枯らしの吹きすさぶ
外に出て 泣いた
涙が止めどなく 溢れた
切なさが こぼれ落ち続けた
全ての生きとし
生けるものは
光から 生まれた
人も 鳥も 花も 木も
生かされている
試練に出会い
悲しみや
苦難に出会っても
思い切り泣き
泣き疲れたら
また、歩み出せばいい
でも、この娘は自分で
歩み出せない
そう 思うと
涙が止まらなくなった
それでも
生まれたことを
神に感謝して
この世に
産んでいただけて
「ありがとう」と
言えるだろうか
どうか、神様
あの人々の痛みを
やわらげてあげて下さい
悲しさも寂しさも
動かない手も
足も痛みに耐えて
苦悩をかみしめて
筋肉が 骨になる
痛みに耐えて
涙が溢れ
次々に流れて落ちる