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「本物」に触れ・・豊かな心を育む「理想的な日本女性の美徳」を涵養する素敵な跡見学園!

 

 「跡見学園高等学校の生徒さんへの講話」
吉水神社にようこそ・・・今からこの宝物殿について、簡単にお話を致します。この吉水書院の宝物は全て『本ものです』古きよき時代の素晴らしい遺産の数々を展示しています。一流の芸術文化の宝庫です。
吉野の紅葉もそろそろ始まり、山は、秋色に染まりはじめて、空は高く・・空気が澄んでいます。ここは聖地で、マイナスイオンがいっぱいで爽やかですね。気持ちが落ち着くでしょう。跡見学園の高校生の皆さんは、桜の校章ですごく嬉しいです。日本はやはり桜ですよね。今から宝物を見てもらいますがその前に、お願いがあります。何事にも「好奇心」を持ち「感動と感謝」を大切にして下さい。
どうか・・・この建物や宝物、またここから見える景色でも「感動」して下さい。金屏風や能面や鎧に「歴史の香り」を感じて下さい。和風建築の源流とも言えるこの建築物の宮大工さんの巧みの技にも「感動」してください。それぞれの柱を見て下さい・・・柱のそれぞれが深く切り込まれているでしょう「面どり柱」と申します・・「何故、角が切ってあるかと申しますと、もしも火災が起きたら火が少しでも柱から柱に移る時間を出来るだけ長くかかるようにされているのです。実に日本の大工さんは世界に誇る知恵を持っていると思います」・・釘隠しが、木製で彫刻されているのもこの建物の特徴です。屋根は檜で葺いてあります・・・この建物は「書院造り」ですが「単層の入母屋造り」という素朴でしかも重厚な建物で・・美しく「世界遺産」に認定されたのです。さてこの吉水神社には、いろいろな人が歴史の舞台で登場してまいりました・・「今から、800年の昔、義経や静御前、弁慶がしばしここに匿って貰ったりまた680年前には、^「第96代天皇の後醍醐帝」が京都から行幸され「南朝」の中心になったりもしました・・450年前には、豊臣秀吉が5000人の家来を連れて花見をした時の本陣なった由緒ある処です。松尾芭蕉や白秋・・島崎藤村がこよなく愛した書院なのです。みなさんがいるその場所を、つわもの達が歩いた跡がしのばれます。
(説明一部省略)
 「この日本という国を愛して下さい」どうか、皆さん「自国の歴史と文明に誇りを持ってください」日本人は『誠実で、慈愛、惻隠、忍耐、礼節、名誉、孝行』の民族だと言われています・・この美徳をさらに高めて下さい・・自分の命を大切にして、他人の命も大切にし世界平和願いましょう・・・金よりも地位や家柄や、学歴よりも「思いやりや、勇気や調和」が大切です・・・最後は「愛が勝ちます」生徒の皆さんが本当に真剣に聞いてくださって感謝します.