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「人物学、言志四録の入門」

8月13日、今日は、お暑い中、全国から、優秀な若者達が120名もお集まり戴きましたこと深く感謝します。夜行バスで来られた人もいて、この研修が終われば8月15日の終戦記念日に靖国神社に参拝される方々も沢山おられます。ですから、今日の宮司の講演はできるだけ難しい話は避けて砕けた話をいたします。眠たい人は、寝転んで聞いて下さい。
(前段)
最近どうも日本がおかしいんです。特にマスコミの目線が変なのです。ひょっとしたら報道関係の上層部は、中国・韓国の「サタンゾルゲ」に牛耳られているよな気がしてならないんです。靖国神社の問題にしろ歴史教科書問題、竹島や尖閣列島の問題全てが、中国や韓国の回し者の視点でとらえられ、「国民をマインドコントロール」しているように思えて仕方が無いんです。「みなさんもそう思いませんか?・・・ご注進!ご注進!・・日本の総理大臣が靖国に参拝しましたよ・・・さあ中国さん、韓国さん反日の旗を振り日本の旗を焼きましょう!」と日本のマスコミが煽っていると思えます。昔から進歩的文化人ほど嫌な奴が沢山いましたが、最近では、朝日、日経、NHK、毎日、TBS、共同通信も中国人の方が上層部を支配している。あの皆さんも大嫌いな筑紫哲也とか、田原総一郎とか報道捨てるションで早口で喋くる、古館など、世間の常識から外れた連中ばかりが、ニュ-スに個人的感情を入れて国民を誘導している。
 たまに、テレビを見ると食べ物を口の中にほう張り「まゆう~」とか飽食のくだらない番組ばかりである。もう絶対に見なくなったが、細木(太木の間違いか?)数子の番組など最低である「あんた・・・死ぬわよ!」「あんたそんな事言うと地獄に落ちるわよ!」・・・「あんた・・名前変えなさい大殺戒だわよ!」・・何て人々を次々に脅し・・含み笑いをして、金儲けに次々同じことが書いてある本を出す。
しかも、ふざけた話・・わが師匠の安岡正篤先生の名をかたる・・・「華美にするな、妄語するな」という師の戒律を破り・・何様のつもりか・・「偽易者め!」・・・「偽善者め!」・・若い俳優が金の臭いに寄り集まり・・これ見よがしな誉め殺しが展開される。ああ、見ていておぞましい・・こんな人に人生のあれこれを相談する奴も奴だ(笑い)・・・・見ていると段々腹が立つ・・TBSはろくなテレビ局じゃない。先日この話をしたら、「宮司さん、だったらテレビ見なければいいじゃないですか?」と言われた。もっともだが、ついつい見てしまうから悲しい。(笑い)くだらない番組は諸君も見ないで下さい
さて、前置きばかりが長くなった・・このぺ-スで行くと3時間にもなりそうなので、まだまだ言いたい事だらけだが今日はこれぐらいにしておいてやる。
(本題)
今回は、ご案内のように、佐藤一斎(わが先祖の学者)の言志四録について勉強しましょう
佐藤一斎先生は名は坦 字は、大道といい、一斎は号である。
佐藤一斎先生は江戸の後期の大学者です。まあ、今で言えば東大の総長のような人だが、現在の東大や京大、阪大の学長は年々レベルが落ちているが、一斎先生は深遠で碩学な方であった。1130条からなるこの言志四録は、あまりにも有名な学問です。四録は「言志録」「言志後録」「言志晩録」「言志耋録」である。一斎先生の弟子は、「吉田松陰、西郷隆盛、坂本竜馬、勝海舟、佐久間象山、河井継之助等がいて、明治の維新を成し遂げたのは有名な話である。一斎の随想録の形で書かれている。内容としては、政治や学問、道徳、修養、教育、読書、風流韻事、法律、軍事、養生、養老等で構成されている。
「混迷の現代」だからこそ皆さんに学んでもらいたい学問なのです。

少くして学べば 即ち壮にして為すことあり
壮にして学べば 即ち老いて衰えず
老にして学べば 即ち死して朽ちず

これは皆さんが良く知っている「言志晩録」の言葉ですが心にしみこむ素晴らしい言葉です。必ず子孫の
の為に、[遺言]の一節に書き遺しておいて下さい。
さて、みなさん小泉内閣の後は安倍総理となりますが、益々アジアの覇権主義はさらに拍車をかけ中国や韓国・北朝鮮からの攻撃が予想されます。その後ろには常にずるく立ち回るロシアがいるのです。すでに
マスコミ、教育界の中枢部、司法の中枢部そして政治家・・・自民党を含み・・媚中派は、うごめいています・・・見て下さいあの、二階、福田、河野洋平,古賀、加藤、山拓、小沢、菅、鳩山等は完全に金の為、利権のためには国を売る段階に入りました。だからこんな乱世動乱の兆しの中では・・・・「言志四録」を徹底的に学ばねば成らんと考え・・・この夏期講習会に佐藤一斎をテ-マとしたのです。
まだ、誰も寝てないですね・・・・メモなんか取らないでよろしい。私の話は・・・何処に飛ぶかわかりませんから(笑い)

 「運命は既に定まる」・・天地の間のことは昔から現在まで、陰陽の二つがあるわけで・・・太陽と月
 昼と夜、春夏秋冬、女と男、生と死、貧と富、利と害、幸と不幸全て運命でさだまった輪廻転生が既に
 定まっている・・その人が好むか好まぬか関係なく天の定めがある。だからじたばたせんでいい、嘆き 悲しみ、もがき苦しむこともない・・ただ天命のままに、生きて、人を愛し天を敬えばいいのである。
 誰かこの中にも、一度の失恋で、自殺などしようと考えた奴はいないだろうな。一度の不合格や離婚で へこたれるな・・人生にこれもありだよな・・・とうそぶけ・・ひるむな・・・叱っているのではない (笑い)一定の理法で世の中は支配されている。一生じたばた・・「金が欲しい金、金とうごめくな」
 地位や名誉よりも大事なものが沢山ある。だから陰徳が大事やねん。わかるか?わからないだろう?

 「憤の一字」は、これ進学の機関なり・・・これはね、学問の基本は発奮することが基本だということなんです。どんな偉い人の舜も、我も発奮すれば学はなるのです。為せばなるのです・・為さないのは、憤がたりないからです。「先の講習会でふんを発せ!と何度も言っていたらトイレに駆け込んだ者がいた
が、その糞ではない(笑い)・・・立志もまたこれを強いうるにあらず、ただ本心の好む所に従わんのみ
 目標を立て、志は自分の好みのままに、自分に正直に生きよう。

『人は、すべからく自ら省察すべし』・・・これはね、「人間は誰でも、自ら「天は何故に、自分をこの世に生み出だしたんだろうか?」「天は我に何をなせと・・何を命じているんだろうか?」と考えてその意図する人間にならねばならんのです。「二-トでも、フリ-タ-でもいいか?じやなく・・この世に生まれ・・何かして死なねばと考えて生きよ!」
「識量は知識と自ずから別なり、知識は外にありて、識量は内にある。・・度量と見識・・・それと知識の関係はね・・・要するに知識は外から来るが覚悟とか、見識・度量は内からのものだというんだ。先日
の資料でも書いたが「胆識」が大事なんですよ・・知識や見識よりも「胆識」がないと、何もできません
大事な時は身を捨ててでも立つ気迫と「胆識」がね大切なのです。
 講演の一部省略・・・・・・・・・

さて、まもなくこの講義が始まり1時間半の約束の時間がきました・・・真剣に話を諸君が聞いてくれた
事を感謝する。それから・・・手水舎での手の洗い方・・本殿での拝み方・・最初に吉野に来たときのことを考えると雲泥の差がある。「立派」に成った。宮司は最近涙もろくなったが、あの君達の颯爽とした
姿を見て涙が出た。「日本の国が乱れた時は・・・・いいか、迷わず立て!・・物よりも大事な誇りと志
を失うな・・何も恐れず・・自分以外の人の為に死ねる覚悟だけは平素から作りなしておけ」・・・・・
まだまだ・・話が聞きたい者は、5時の閉館が済んで、酒でも飲み交わし、語り明かそう。日本会議青年部、師友会青年部、松下政経塾の諸君!いろいろご尽力に感謝する。「明日の日本をしっかり担え」・・「政治屋になるな、金も名も要らない、真の政治家になってもらいたい」