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リセットができない命の大切さ!「二度とない人生だから」
 (城南短大付属小学校の生徒へのメッセ-ジ-)
「城南短期大学付属小学校の160名のみなさん・・・・こんにちは!」
「こんちは」「さすがに元気がいいですね」・・皆さんが雨の中 坂を登って来られる姿を見ていましたら・・私が、挨拶をする前に一人一人の生徒さんから、大きな声で「こんにちは・・・こんにちは」と挨拶をしていただき嬉しかったです。毎年たくさんの学校が来ますので、ここにいると、挨拶ができるか、できないかで、その学校のレベルがよくわかります。城南短期大付属小学校は大阪の東住吉区湯里にあるんですね。皆さんの顔が賢そうです(笑う)
最近・・お食事の前に「いただきます」もいえない生徒がいる学校もあるという話を聞きました。そんな学校は駄目ですね。お食事の前に「いただきます」というと担任の先生が叱る学校もあるそうです。情けないつまらない学校ですね。皆さんの学校は、そんなさもしい堕落した学校でなく、さすが、城南短期大付属小学校はたいしたもんです・・明るい笑顔で挨拶し靴をそろえて・・・何という素晴らしい学校の生徒さんなんだろうと宮司は感動しました。・・・こんな素敵な子供を産んだ家庭の親の顔が見たいくらいです。(笑う)ところで、思いやりで感じたんですが、みなさんの中で、足と手を負傷して、それでもこの旅行に一緒に来ている子がいました。その子・・・手を上げて・・「ハイ」・・君は足を伸ばしてね、楽にしててね・・まわりのみんなが、よく手を差伸べてくれていますね。怪我をしている人を友達が肩をかし、手となり、足となる生徒さんがやさしい学校だと見ていて涙がでそうになりました。皆さんの学校は、学問だけでなく「強さ、とかやさしさ・・・すなわちおもいやりとかの道徳教育面でも優れた学校だと感じました。
山北校長さんや各先生が素晴らしいんですね。先生が立派だとやはり思いやりの教育が徹底していますね
お話の前に・・ニ・三注意しときます・・・わたしが話し出して、目をそむけたら、必ずその人に質問するのが、宮司の癖です。くれぐれも、わたしの目から・・目を離さないで下さい。吉水神社の歴史を語ります・・白鳳年間に建てられました・・「ハイ・・そこの君・・・この世界遺産である吉水神社を誰が建てましたか?」・・・・「????わかりません・・・」・・「そうでしょう・・・まだ言ってません」笑う・・ゲラゲラ・・「答えを教えます・・・・大工さん・・・宮大工さん」(笑い)うはは・・・・歴史上いろいろな人がここの吉水神社には来ています。義経や静御前・弁慶と後醍醐天皇や豊臣秀吉とかもここに来られました。松尾芭蕉や北原白秋も来たんですよ。この前は、鈴木ウドちゃんも来ました(笑)この書院の中には、古い歴史のある宝物が沢山あります。一巡したら感想を聞きますのでしっかり見てください。
人生、これから生きていく時、勉強よりもお金よりも、大切なものがあります・・それはね・・命です
辛い時も、苦しい時もある、悲しい時もあるでも・・・楽しい時も、幸せな時も、喜びの時もる・・・・
みんなある自分だけではない・・・・親孝行な子はね・・命を大切にする子なんだ。宮司の好きな詩を朗読するね・・・

二度とない人生だから

二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも無心の耳を
かたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう

二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事はかならず
書くことにしよう

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
心豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい月かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう

二度とない人生だから
戦争のない世の
実現に努力し
そういう詩を
一篇でも多く
作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる
若い人たちのために
この大願を
書き続けてゆこう
       (坂村真民の詩)

「どうぞみなさん、みずからの命のともし火を大切にしてください。皆さんは一人一人、大事な、大事な子供です・・皆さんの替わりはないのです。尊い命を粗末にしてはなりません・・リセットできないのです。人生は二度とないんです。・・・・・・
皆さんの学校は・・・わたしの娘も卒業生なのですよ・・・その娘がね・・私に言ってくれた言葉で最も嬉しかった言葉はね・・「おとうさん、おかあさんの子に産まれてきて良かった」と言ってくれた時です涙がとまらないくらい嬉しかったです。どうか皆さん自分も大切だが人も大切にして・・・いつか、「おとうさんおかあさん、あなた方の子どもに産まれてきてよかった」と言ってくださいね。どんな母の日、父の日のプレゼントよりも嬉しい言葉を・・・・親に贈ってください。
いい学校に入り、お金持ちになるために勉強してるんではないんです。思いやりや勇気やみんなと争わず
仲良くする術も学んでください。
人間は顔やお金持ちかどうか、学歴で尺度を決めるものではありません・・・心が美しい人が本当の美人です。勇気があり弱い人を助け正義感のある男がハンサムです。どうか外見で人を判断せず心を大切にしてください。親を大切にして、自分の学校や生まれた日本に誇りを持って下さい。
生きたくとも生きれない病気の人もいる・・・食べたくとも食べれない貧しい人がいる・・・あなたは、この世に必要な子供です。あなたをみんな愛しています・・・いらない子供は一人もいません・・・だから大切な命・・・あなたは・・・この世にあなたしかいない大切な美しい大事な、大事な花なんです。