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「神職は、リストカットする勇気を持て!」・・・無償の愛の覚悟
「本日は、ようこそ・・ようこそ、婦人神職のみなさん、この山深き、吉野山に来て下さいました。やはり皆様の手の洗い方や、拝み方は、丁寧で大変神様も、お喜びでございます。神職として、それぞれの神社で、日々ご奉仕されておられ、ご苦労を察します。この吉水神社は、御祭神は後醍醐天皇、楠正成公、吉水宗信法印公を祀っています。わが神社は、元は吉水院という修験のお寺でしたが明治の廃仏毀釈で神社に変わりました。さて、皆さんから先ほども質問がありましたが・・・「何故、警察官から宮司になられたのですか?」という・・・質問についてお答えします。
それは、阪神淡路大震災と大きく関わっています。平成7年1月17日のあの地震が大きく私の人生を変えました・・・地震被害のあまりの大きさにびっくりし、災害の支援のため神戸に行って、あらゆる救護活動や夜間は避難場所への支援・・そして神戸の防犯活動などに行きました・・ある時、湊川神社の塀の崩れや、灯篭などを片付をボランティアとしてお手伝いをしていますと・・・・宮司さんから、「あなたは、何故そんなに熱心に休憩もせずやられるのか?」・・と質問されたので、私は答えた「私は以前、の神社に、奥田要一君という親友が、癌になり、あと半年と言われた、泣きながら、尊敬する神様の楠正成公に願掛け参りのために、お祈りに度々来ていました・・・だから、湊川神社が、地震で破損しているのがたまらなく・・涙が流れて仕方なく頑張っています。というと。・・・じっと私の顔を見ながら・・・ぼそっと言われた「あなたは神職にむいている、警察官では辛いでしょう・・・つらかったでしょう・」と私は「神職になれるんですか宮司になれますか?」・・・・何故か自分でも不思議なくらい決断していた。その年警察官を勇退した。家族と相談して・・・退職金の半分を神戸の鎮魂のために寄付させていただけた。国学院の門をたたきそして今、吉野で楠正成公を祀る神社に奉仕するのも運命だと感謝しています。人間には「適職と天職」があるとしたら、私の場合宮司が「天職」なのでしょうね。宮司として神社は教育の場だと認識しています。寺や神社が商売に走るべきではないと云う信念です。
みなさん・・私は、「警察官の時は、リストカットの常習者でした」・・手を切り、千枚どうしのキリで手を突いていました。・・非行少年達が立ち直るまでそれを繰り返しました・・「おい、まだシンナ-やめられないのか?親不孝してるのか?・・この俺の手を切れ」子供は、震えながら私の手を切る、さあまだ駄目か・・・というとほとんどの子は、カッタ-に力が入りません・・でも切れた、私の腕から血が流れます・・いいか、これが最後やで~「警官の手を切りたくなかったら・・やめるんやで~」・・暴走族や家庭内暴力で、私はいつも自分の手を傷めながら・・子供達をいさめてきた!・・・泣きながら子供達を立ち直らせてきた!・・・「おっちゃんは、親より凄い、親よりも恐いは、親より好きや・・・もう、あんたの手を切らせたりしない、せんまいどうしで突かない」と約束してくれた・・・あの時の非行少年達も、もう子供を持ち、可愛い嫁さんもいて、素敵な大人になっていた。どうかみなさん、口先だけの導きや、指導では・・自殺もリストカットも止められません・・他人のために、自らの身体を張る、神職でありたいと思います。「人に勇気と希望を与える」素晴らしい、日本一の宮司になってください。あなたのかわりに、わが身を痛め、苦しめ、傷つけて導けば、どんな相談も解決します。繰り返して言います・・・神に恥ずかしくない神職であれ、役員の顔色など気にせず、正しいことを、正しいままに勇気を持ち、世のため人のために頑張りましょう。。。さすが、みなさんは神職さんだ、正座のまま真剣に聞いて下さいまして、感謝します。この続編が聞きたい人はまた来て下さい。