原宿物語 Act152

　　　　　　その後で、４人は車に乗ると海岸線を走り、


　　逗子の海岸に行きました。


　　ダイゴとクリスは、まだユウキが産まれる前に、

　　
　　二人でよくここに来ていました。


　　海岸の傍には有名ななぎさホテルがまだあった頃です。


　　４人は砂浜を歩き、しばらく遊んでいました。


　　風も少し出てきて、日も暮れてきました。


　　４人は車に乗って横浜の山下公園まで行き、車を止めて


　　船を見学し、中華街に行って夕食を食べることにしました。


　　食事をしながらクリスは言いました。


　　『あなた、ユウキ、ナツ、美味しいね。今日は本当に楽しいね。


　　良かったわ、本当にありがとうね。』


　　食事が終わる頃には、すっかり外も暗くなっていて、


　　家に帰ることにしました。

原宿物語 最終章 Act151

　　　　　 一日目、ダイゴはレンタカーを借りてきました。


　　ユキばあにお願いして、一日だけクリスとユウキとナツと４人で


　　昔一度、ナツが産まれて最初の夏に行った、思い出の場所に


　　最後に行くことにしました。


　　２４６をプリウスで飛ばして行き、横浜を抜けて


　　金沢八景にある水族館に行きました。


　　その後は鎌倉に行き、しばらく街を歩いた後で


　　記憶をたどりながら、昔行ったイタリアンの


　　お店に入り食事をしました。


　　クリスもユウキもナツも楽しそうにはしゃいでいます。


　　ピザとナポリタンとグラタンとパンとサラダと


　　アイスクリームを頼んで皆でとりわけて食べました。









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原宿物語 Act150

　　　 ダイゴは近くの葬儀屋に来て貰い、式の段取りなど


　確認し教えて貰いながら、ユキばあとユウキと３人で


　マサじいの体を清めるように拭いてやり、


　下着などもすべて取り替えてやりました。


　マサじいの体は、色も赤味が消えてきていて、


　ひんやりと冷たく硬くなっていました。