感情のコントロール5 | 好きなことして生きていこうよ

好きなことして生きていこうよ

好きな音楽がしたくて、その時間を作りたくてネット物販などで起業。
そんな、ある日、電子ピアノをもって旅をし、出会った人たちの温かい支援のもと、ついにコンサートを3回も開かせてもらう。めっちゃ幸福!
その後、コンサートの回数を増やし、活動を広げている

前回 ではマイナスの感情の対処について説明し、また「感情のコントロールはレバレッジ」と書きました。

今回は「感情のコントロール」と「レバレッジ」についてもう少し深く考察していきたいと思います。



マイナスの感情を対処できると、自分の生活(時間)のうち、マイナスを占めていた要素が減るので、
幸福感を増やす枠(時間)が相対的に増えます。

しかしここで注意が必要なのは、枠(時間)が増えただけですので、
そこに幸福感・充実感を入れる作業が必要になります。


マイナスの感情を打ち消すトリガーを
イメージ、ジェスチャー、サイン、音、匂い等、自分の脳・体を使ってプログラミングしていきます。
重要なのは、打ち消すのと同時に、「自分にとっての最高の状態」を作り出すものと合わせる必要があります。

使うべき状況が来た際に、作ったプログラムを実行し今までの古い脳の思考パターンを壊していきます。

これを繰り返し、生活の中からネガティブや非生産的・不毛な感情にとらわれている状態を無くし、「最高の状態」をキープできるよう訓練します。


これが「感情のコントロール」が「レバレッジ」となるベースとなります。



次に「感情のコントロール」が実社会の生きる実学として「レバレッジ」に昇華できるかどうかについて、もう少し深く考察してみます。

もし「ただ平穏に難なく幸せに暮らしたい」というだけなら、感情をコントロールしてもレバレッジという規模にはなりません。
ただマイナスの状態から0(平常心)戻った、またはそれ以上の状態を作り出せた、ということになります。
これは自分という人間1人という単位で完結します。

しかしレバレッジというのは自分の地位または自分の能力を超えてはるかに大きな規模へ影響を与えるものになります。
そう考えると、「感情をコントロールした。結果、自分の精神状態が良くなった、試験に合格した、就職できた。」という自分一人という単位の影響の話や、自分の枠(常識・時間感覚・能力)の延長上に達成できた成果の話ではなく、
「自分の感情をコントロールした、結果、自分より大きな何かに影響を与えた、または何倍・何十倍の収益を出した。」という現状の自分の枠を超えた次元の話になってきます。

現状の自分の枠(常識・時間感覚・能力)ではどうやっても達成できないレベルの成果、
これを実現できるようにする場合、レバレッジの作用が働いていなければなりません。

具体例をあらゆる社会活動の実例から探してみる、そうするとより把握しやすくなってくるかもしれません。

「現状の自分の枠(地位・状況・時間・能力)ではどうやっても達成できないレベルの成果」
に対し、
「自分の感情をコントロールした結果、自分より大きな何かに影響を与えた、または何倍・何十倍の収益を出した。」

という実例を探せば、そこに感情コントロールをレバレッジとしてうまく利用するヒントがあるはずです。



自分の枠(常識・時間感覚・能力)のうち、感情コントロールによって即効性のある成果を生み出せる要素があるとすれば、それは「常識」と「能力」になります。

例えば、何万人の観衆に見守られたテニスの試合、実力が互角の両者、最後に勝利を掴むのはプレッシャーを克服し、最高の状態を作り出したたどちらか一方の「能力」が瞬時に上がるか、プレッシャーに押しつぶされてしまったどちらかの能力が一時的に下がるかして、僅差が生まれ、結果、互角だった状態が終息します。
負ければそれで終わり、勝てば国を代表する名プレイヤーとして世界に影響を与える。


または、人に声をかけることが怖くてできない、恥ずかしくてできない新人営業マンが感情のコントロールによって取り払うのは彼の「常識」です。これを外して、さらに自分の状態を最高の状態にすることができ、今までの何倍もの営業利益を一気に稼ぐことができた。


自分の枠(常識・時間感覚・能力)のうち、感情のコントロールによって「時間」が伸びたり縮んだりすることはありませんし、「地位」が一気に上がる、というのも特別な状況でない限り起こりません。
しかし感情コントロールを味方にすることで「時間間隔」を変えることができます。また時間感覚を味方につけ「地位」を獲得していくことができます。


例えば、牢獄で3年過ごすとしたら、どう思いますか?プロのテニスプレーヤーになるために10年間毎日素振りをする、としたらどう思いますか?余命あと半年と言われたらどうしますか?
状況によって個人の時間間隔が変わってきます。

三匹の子豚の逸話を思い出してみるとわかります。
刹那的・短絡的人生を選んだ場合の時間間隔は短いです。(なぜなら習慣づいた快楽を短期的サイクルで求めるため、あるいは一発逆転や即解決的な方法論で問題に対処しようとするため)
レンガの家を建てた豚の時間間隔は長期的です。建てるまでに時間とコストがかかりますが、一度建ててしまえば急な嵐(オオカミ)に襲われたとしても、それはまだ長期的時間間隔の内にある現象で、想定内です。
時間間隔を変更する必要がりません。

感情コントロールによって「時間間隔」を養うとすれば、それは「忍耐」に当たります。
これに「反復練習」と「試行錯誤(改善)」をプラスすれば、レバレッジの作用がじわじわと成長していきます。


(余)*ただし、レバレッジはエネルギー増幅器でしかないので、エネルギーを目的地まで届けるための「ゴール設定」とエネルギー放出の軌道の変化を測るためのベクトル(プラン)と軌道修正の仕方(改善・イノベーション)が必要になります。目標達成という意味においては、どれか一つかけてもうまく機能しません。



ここまで、「感情のコントロール」と「レバレッジ」について考察してみました。

もう少し具体的に実社会でのレバレッジについて考えてみますと、
人類は、実社会では感情のレバレッジだけではなく、それを基本にあらゆるジャンルのレバレッジを利用しています。

「健康のレバレッジ」 
⇒「感情のレバレッジ」
 ⇒「自分が専念している分野のレバレッジ」(ビジネス、スポーツ、芸術、投資、研究、開発・・・)
  ⇒「さらにその分野のうち、細分化されたレバレッジ」
   ⇒「さらに細分化されたレバレッジ」
   
という構造が見えてきます。 (「健康のレバレッジ」についてはここでは割愛)


あらゆる社会活動の基盤として、「感情のレバレッジ」が上部にきています。


例えば、年収1億円プレイヤーの株式投資家だったとしても、恋人(奥さん)に逃げられて明日かから生きる希望が無くなって何もやる気が起きなくなった、という状況に陥ってしまったとします。
そうなった時点からあなたの収入は0円です。

それでも1億円プレイヤーでいるためには、恋人(奥さん)に逃げられた次の日の朝9時までに、「人生最高の状態」を作っておく必要があります。

薬でも、他人の慰めでも、暴飲暴食でもなく、あなたのマインドでその状態を作り上げます。