[家さがし物語*]告知事項物件とは | 好きなことして生きていこうよ

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好きな音楽がしたくて、その時間を作りたくてネット物販などで起業。
そんな、ある日、電子ピアノをもって旅をし、出会った人たちの温かい支援のもと、ついにコンサートを3回も開かせてもらう。めっちゃ幸福!
その後、コンサートの回数を増やし、活動を広げている

告知事項とは


文字どおり、お知らせすることがら。
「告知事項あり物件」とはその物件に関して何かお知らせすることがあるということ。

不動産物件では、物件詳細の説明欄などにまれに「告知事項あり」と書かれていることがあります。
「この物件に関して、お知らせすることがあります。」ということになります。

「お知らせすること」とはいったい何のことなのか。

それはいくつかの種類があります。

1.その物件で人が死んだこと(自殺、殺人、病死、など)
2.隣や上の階、下の階の部屋がやくざの事務所である、など。

*1,2とも合わせて、心理的瑕疵(しんりてきかし)に含まれます。
心理的瑕疵物件は、見た目は普通の物件なのですが、住むと心理的に良くないことがある物件になります。


不動産の賃貸契約や売買契約を結んだ際は、不動産屋は必ず、告知事項を契約者に伝える必要があります。


【告知事項物件のメリット】
1.家賃が周辺の物件よりかなり安い
 (同じ間取り、同じ広さ、築年数、設備なのに対象の物件だけなぜか格安の場合は、告知事項物件の可能性が高いです)

2.普通の人(自分用に住んだり買ったりする人)が欲しがらない物件なので、買うときや借りるときに交渉しやすい。
  (指値など通りやすい)


【告知事項物件が探せるサイト】


「大島てる」

日本全国の歴代の告知事項物件をマップ上で示してくれるサイト。
日々新しい告知事項物件を更新して表示してくれる。
また、詳しい情報がある場合は、事故の内容なども教えてくれる(死因とか)



実は、先ほどは「不動産の賃貸契約や売買契約を結んだ際は、不動産屋は必ず、告知事項を契約者に伝える必要がある」
と書きましたが、告知事項を伝えなくてもよい裏ワザがあります。


告知事項物件を1度誰かが住むと、次に貸し出しをする際は、「告知事項あり物件」ではなく、普通の賃貸物件に戻ります。

つまり一回あんこを挟むと「告知事項」という事実が解消されます。



嘉は昔、「告知事項物件を利用して投資ができるのではないか」と思いついたことがあって、
渋谷の109付近の不動産屋を捕まえて、半日近く問い合わせをさせてもらった経験がありました。
(その日は用事があって渋谷に行った帰り、午後から時間を持て余していた)


「告知事項物件は人気がないから、オーナーも貸し出しに困っているはず。
だから、直接問い合わせをすれば、サブリース(又貸し)させてもらえるんじゃないだろうか。
管理で困っているオーナーの代わりに自分が賃借人を見つけるのだからオーナーもハッピー、サブリースできる嘉もハッピー」

みたいなことを思いついて、近場にあった不動産屋へ相談しに行きましたが、
その後30件くらい問い合わせをしてもらいましたが、すべてNOと言われました。
オーナーはみんな、不動産管理会社に賃貸のことを依頼していました。
そのため、オーナーに直接電話はできず、間にいた不動産管理会社からことごとくNOの嵐を頂戴しました。

それ以来、その思い付きは僕の中では廃案となっています。


ちなみに、「告知事項を解消できる」といいましたが、
別の見方をすれば、何回も賃借人が入れ替わっている物件がもともと告知事項物件であった事実を知ることは難しいということです。
もしかしたら、自分が住んでいる物件で、前の前の住人が自殺していたかもしれない。
それを知るすべはないのかもしれません。

心配な方は、ぜひ「大島てる」で過去の履歴を確認してみるといいかもしれません。


しかし、「告知事項あり物件」は日々出てきますし、
それはどこかの誰かが住んでいづれ「告知事項なし物件」へと再生されていきますので、
「直前の賃借人が亡くなった」ということでもなければ、もはやあまり気にすることもないと思われます。
もし、「告知事項なし物件」へと再生されるサイクルがなければ、世の中「告知事項あり物件」がどんどん増えていってしまいますから。

(ただ、嘉は霊感ゼロなのでそんなことを言いましたが、霊感がある方はスミマセンm(_ _)m )