生い立ち#35 不穏な日々
「え?何て?」
聞き間違いかと思い、私は再度その子に尋ねた。
「Mがな、よっちゃんの悪口言ってた。
教えといた方がいいかなと思って…」
聞き間違いじゃなかったと思った瞬間、
私は血の気が引いたのを今でも覚えています。
そこからMにどんな顔で会ったらいいか分からず、
必要以上に話しかけるのを辞めてしまいました。
悪口の内容までは言ってこなかったので、
被害妄想だけが膨らんでいきました。
直接聞く勇気も出なかったので手紙を書いて
Mがいない隙にこっそりMの机に置きました。
手紙には、
【いつも迷惑かけてごめん。でも嫌なら悪口じゃなくて、
直接嫌って言ってほしかったよ。
今までごめんね】
と書きました。
(内容はうろ覚えです)
Mが戻ってきてその手紙に気づくと
もう後には戻れない、と
一切顔を見れなくなりました。
Mは手紙を読んでから
私とは口を聞いてくれなくなりました。
つづく
いやぁ、若かったなぁ。
今思えば私にも非があった
友だちから聞いた話を真に受けて
直接Mに聞きもせず一方的に手紙で済まそうとして。
当時は直接聞くなんて怖くてできなかったからなぁ。
あの時は辛かったなー。笑
次回は解決編かな?
ではでは
またね〜