今日は藤原勝紀先生の講演会に参加させてもらった。


コタエについて、、、


現代の人々は「答え」を探すことばかりしている。

しかし人間が生きていくときに「答え」なんて見つからないことばかり。

そうしてもがいていることが「応え」を探していることだ。


つながりについて、、、


便利な世の中はメールや電話で心を通わせるふりをしている。

しかし本当に人と人とをつなぐのは直接会ってつながること以上に通うことはない。


いじめについて、、、


人に対する配慮の乏しさが根っこにある。

個人を大切にする気持ちの薄さ。違いからくる「きしみ」発達上のいじめなど、、

対人関係の距離のつかみ方が下手になってきている。


親子について、、、


人間の赤ちゃんは生理的早産である。未熟な状態で生まれてきて育てるのに手がかかる。

それは動物的に言うと欠点である。しかし、、、

その欠点があるが故に親の愛情を支えとして生きるようになり、人とのかかわりを作りながら

未熟さを補うように育ってきた。

つまり、、、生きるための「愛情」を獲得しているのである。

親からの愛情は生きていくための根っこになるのだ。


しかし生きていくことは辛く苦しい。

その時はあかちゃんとおっぱいの関係を思い出して欲しい。

あかちゃんはおなかが空いたよ~って泣いて危機を現す。お母さんはおっぱいがはってくるので

赤ちゃんがおなかが空いてることがわかる。

かわいそうに、早くあげなくっちゃ。私も辛い。

つまり赤ちゃんとお母さんの関係は地続きになっている。

苦しいね、その苦しみが私の苦しみにもなってるよ。そんな「共感」が親子、友人などの人間関係の中に

つくれればいい。


親子の関係は普通の人間関係とは格が違うつながりを持っている。他の人に代えられないからだ。

愛情を育み 子供に人を信頼する素を作ってあげて欲しい。


先生はカウンセラーの仕事をされる上で

+++、、、と話し込み -、、、を引っ張り出す時がしんどい時であるが

---、、、と聞いて待ちながら +にかわるかもしれない、、、という希望を持てることが

人間の醍醐味だと。

また+が見えたときに何者にも代えがたい喜びを感じる。


人との関わりの中で腹が立つことがあったりしても

すぐに伝えるのではなくて心の中で「ぶつぶつ文句を繰り返す」ことをしてみてください。

これが切れないための心育て。豊かさです。

こうでもない ああでもない を繰り返し 手応えを探る時間が自分の幅。

子供にもこんな幅を育ててやれば 切れるような子にはならない。


肌触り、心触りのよい毎日を送れてますか?


未来は突然やってこない。

こんな毎日の積み重ねが未来の希望や夢を作り出します。

心地よい時間をみんなで送ろう。




先生からお伺いしたことがうまくうけとめられてるかどうかはわからない。

しかし

「希望」を持って学びあえる人間はすばらしい!と思った。

なかなかスムーズに成長してくれない子供達を見続けることは大変だ。

しかし、、、あきらめずに続けているとふっと軽くなった瞬間がある。

あぁこの実感のことかもしれない。

これがあるからまた明日もがんばれるのかもしれない。

未来を生み出す勇気はほんとだ!過去から生まれてるよ。


子供は未来の創造者。

今の毎日を宝物にして心地よい毎日を届けてやることが

オヤとしてしてやれることなんだろう。


毎日が宝物。

しんどいしんどい。でもそれがあなたたちの未来の力になるのなら

もう少し笑ってやろうじゃない。

もう少し遊んでやろうじゃない。

もう少しかわいいかわいいしてやろうじゃない。


お母さんがんばるわ。


「おっとどっこい!」

人間は奥深いよ。