90年代

バブル全盛期に女子大生というステータスを

もっていた私達は

20台前半の人生をはじけまくっておりました。


「眉一文字軍団」

私達は女子大でそう呼ばれていたらしい。


当時の眉毛はそんな細くはなかったと思うけど

前髪をカーラーで上向けに巻いて

ケープとかいうスプレーを噴霧して

かちかちに固めてカールを逆上げし

ロングヘアの裾はソバージュ

カバンはルイヴィトンのソミュール


そんなテイストの集団には

こんなネーミングが付いたのでしょう。


(今となっては恥ずかしくて穴があったら入りたいです。

ごめんなさい)


その軍団の中でも

お酒臭ビールの強かった私達。

さやこの母

とはその当時からの親友。


彼女は

火の国から上京してきた情熱的な女性メラメラ

妙に意気投合して

毎日夜の街深夜3時から明け方ぐらいまで電話で話し続けた。携帯


当時は携帯などなく

自宅の電話コードを最長に伸ばして

ベッドまでもってきて

寝転んではなすスタイル。


一体毎日何を話していたんだろう?

今思い出そうとしてもまったく記憶に残っていない。


くだらん話も多かったけど

人生や夢を語り合ったことも多かった。


正義感の強い彼女は

地元に帰り

行政書士の資格を獲り

司法書士の資格取得の勉強をしている。

非常に優秀な人で

仕事にも夢やロマンで満ち溢れている。


そんな彼女と卒業後再会したのは

みっくんが臨月の時。


結婚式に招待してくれて

行かせてもらった。ブーケ2


8年ぶりぐらいの再会で

主役の彼女に

悪態こそつくことはできなかったけど

幸せそうな顔をみるだけで

涙がこぼれそうなほど

嬉しかった。


今年の1月に

さやこを出産した彼女。


よっちゃんの出産の時

バカラの天使クリスタルを送ってくれた。天使


よっちゃんの誕生を

天使と見立ててくれたことに

深く胸を打たれた。


今でもピアノの上で

毎日わが家族にいつも微笑みかけてくれている。


さやこが生まれた時

私も何か気持ちが伝えたくて、、、


本当に色々悩んで

体重ベア

をプレゼントした。


その時は

生まれて来てくれた赤ちゃんの大きさと喜びが

いつになっても思い出せるものを!

と思った。


子育てとそれに平行して訪れる

子離れの記念になればいいのだが

あんな大きなものもらったら

迷惑だっただろうなぁ~

なんて今思う。

(やっぱり私は恥ずかしい、、、とほほ)

ごめんね。


そんな彼女から

内祝いが届いた。



ソレイヤード


ソレイヤード のカップとソーサー。


ピン!と来た。


22歳の冬

卒業旅行で行った南仏ロケット


ばかなことしかしてなかった私達。


コートダジュールの海岸波で真冬に素足で海に入ったり

朝市で果物をかじったり

カーニバルでにぎわう街を散歩したり

シャガールに魅せられたり


なんでもないことに大笑いして

過ごした9日間。


その時

ソレイヤードで当時1万円後半

悩みに悩んだ末

買ったバッグを

覚えてくれていたのだろう。


10年以上経過した今

娘の内祝いに再び

ソレイヤードを選んでくれた

彼女の思いがまたじーんと胸に届いて

懐かしさと友情

涙がこぼれました。汗


今日お礼のメールをしたら

彼女とおそろいだって。ドキドキ


老後

また一緒に祇園でぐでんぐでん

しましょ。


友人は

人生の宝物。


よっちゃん、みっくんも

よい友達に恵まれますように。


ソレイヤード2


さやこの母よ。


バッグはやぱり

現在使用中のバッグ。


きっと私達の友情は

こんな形なんだね。


ありがとう。