エコハちゃん 着ぐるみは使わず、市が方針
2011年8月11日 宇部日報
http://ubenippo.co.jp/2011/08/post-2155.html
>宇部市のエコフェアキャラクター「エコハちゃん」の着ぐるみが、人気アニメ「ポケットモンスター」のピカチュウに酷似しているという騒動に発展したことを受け、市は、今後、着ぐるみの使用を差し控えることを決めた。
さすが、自粛の文化、ですね!
>キャラクターは常盤公園や緑など森の妖精をイメージしており、イラストとピカチュウとの類似点はほとんどない。しかし、同時に出来上がった着ぐるみは、色や細部こそ違うものの、顔の表情などは〝本家〟にそっくり。
しかし、似ていても、コピーしたのではなく、まったく別個に創作して偶然に似ていた場合は、著作権侵害ではありません。したがって、使用を差し控える必要はないのだけれど…使用を差し控えなければならないということは、やはりパクッた結果だったのか、とウガッた見方もしたくなります。
ともあれ、『真摯(しんし)に受け止め』『慎重に対応』されるそうです。
さすが、知財を尊重する紳士の国。
すばらしい!
…というか、行き過ぎというか??
さて、今は昔…
これはどうなんでしょうか?
http://blog.mitchellandness.com/post/On-This-Day-in-History.aspx
山口県に隣接する県のプロ野球チームのガイジン助っ人の写真…ではありませぬ。
このウエブページには、その日本のプロ野球チームのロゴ満載なんですが、これは米国のメジャーリーグの写真。
どっちがパクッたかは、言うまでもないでしょう(笑)。
この東洋のチームでは今でもこのロゴを使っているのだけれど、こちらは、今となっては、おいそれとは『真摯に受け止め』『慎重に対応』することはできないでしょうね。
もちろん、その特別なCの形状を日本で日本のプロ野球チームに使うことに独占排他権が存在していたわけではないのだろうし、そうだとすると違法でもなんでもないのだから、この東洋のチームがやったことはそれで悪いことは何もない。
中国人のパクリを批判する“真摯”な日本人も、一昔前に遡れば、その批判は「天唾」ということになるような気はしますけど。
知財尊重今昔物語、でした。