今回は、前回の「立ち方」に関する記事の続編です。

前回お伝えしたように、骨盤、肩甲骨、頭の位置を整えることは大切ですが、それと同時に行っていただきたいことがあります。それは、「鏡」と「壁」を使った客観的な姿勢チェックです。

日常生活で悪い姿勢が習慣化していると、自分のイメージと実際の姿勢が異なることがよくあります。例えば、左右に傾いていたり、猫背になっていたり、後ろに反っていたりすることです。

このような悪い姿勢は、正しい姿勢だと思い込んでしまうことがあります。

そのため、自分の姿勢を客観的にチェックし、必要に応じて修正することが重要です。悪い姿勢が続くと、さまざまな体の不調につながる可能性がありますので、早めの対策が必要です。

まず、全身が映る鏡を使って毎日少なくとも1回、自分の姿勢をチェックしてみましょう。正面と横から見て、前後左右のバランスが取れているか確認してください。姿勢が崩れている場合は、前回お伝えしたように足元から修正していきましょう。

次に、壁を使ってさらに念入りに姿勢を確認します。壁に対して、踵、お尻、背中（肩甲骨）、頭（後頭部の一部）を順に壁に付けてみてください。この4点がすべて壁についていれば、正しい姿勢です。肩や腰が壁につかなくても問題ありません。

壁から一歩前に出て、再度鏡で姿勢をチェックしてみましょう。理想的な姿勢になっているはずです。その姿勢を保ちながら、日常の動作（歩く、座るなど）を行ってください。姿勢を一瞬だけ良くするのではなく、持続させることが大切です。

毎日、自分の姿勢をモデルのようにチェックしてみましょう。

当院では、日常生活でのアドバイスも行っております。お身体に関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。