窓際のトットちゃん観てきた! | ハゲでワキガで、発達障害で

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 映画 窓際のトットちゃん観てきました!

本当は 飛んで埼玉が死ぬ程観たかったんだけど、なんか今 どうしてもトットちゃん観ないといけない気がして。


あらすじは 何となく知ってはいたんだけど。

多動性注意欠陥障害を持つと言われている、黒柳徹子さんが通った ユニークな教育方針の学校の話だとか。


以前ここにも書いた気がするけど、ウチの子は 発達障害を持つ子が通う、療育学校を辞めた過去がある。

月に何度か通ってみてはいたんだけど、私の目から見て どうしても今の息子に必要な学校だと思えなかったのだ。

こればっかりは 理由をうまく言葉に出来ないでいる。

保育園の先生にも、療育学校の先生にも このまま通い続けることを勧められた。

ただ、ここに通わせることが 息子の為になると思えなかった。私の独断で辞めさせたのだ。


 そんな経験があるから、この映画は 今観なくてはいけない気がしつつ、何となく観たくない映画でもあった。

この映画に出てくるトモエ学園は、今で言うところの療育学校の話だと思っていたからだ。

徹子さんはこの学校で自己肯定感を育み、今の活躍ぶりは説明するまでもなく。

他にも この学園出身の方は学者になられたりと 立派に活躍されているんだとか。



もしかしたら、ウチの子もあのまま療育学校に通い続けていれば それは息子の為になっていたのだろうか。。。



そんな考えが 自分の中で燻ることもあったから。

その証明となる映画な気がして。


ところが実際は、自分が何故療育学校を辞めさせたのかが この映画を観ることで分かった気がする。

私が息子を通わせた療育学校は、映画のトモエ学園のように 個性を伸ばし、広げ 輝かせる場所ではなかった。

社会の中で いかに障害の弊害を小さくし、何とか社会に溶け込める様にする為の訓練施設でしかなかったからだ。


勿論それが悪いとは思わないし、その施設を必要とする人も大勢いる。ただ 私の目から見て、今の息子に必要だと感じられなかったのは事実だった。


 映画に出てくるトモエ学園は、学園が素晴らしいというより 校長先生の教育方針、理念が素晴らしかった。全ての子の個性を伸ばしつつ、仲間を大切にし 学ぶことを楽しみ、自分で考える手助けをする。

戦時中にここまで先進的な教育施設が実在したというのだから 本当に恐れ入る。教育にも多様性を求められる現代日本ですら、ここまで個性を活かせる学校は、はたして いくつあるやら。。。

こんな学校で息子が成長出来たら、自分もこんな学校で学べたら…と思わずにはいられず、途中涙ぐんでしまった。

実の親ですら 子供の個性を生かして教育する事がどれほど難しいか。


徹子さん、いーなぁー。。、、


 ところで、この映画では かなり長い時間をかけて、徹子さんの想像?妄想シーンが入っている。空を飛び、街が虹色になり、サバンナの動物が目の前を駆け巡る!みたいな。

これはおそらく 多動性注意欠陥障害ならではの思考の多動のシーンであり、発達障害の子の脳内では 割とあるあるなシーンであり

私も今でも よくこんな妄想をしているので、あーこれ分かる分かるゥと思って見ていたのだけど


これ、普通の人にとって


何か急に意味不明なシーン出て来たぞ…

何か変なシーンがやたらと長いんだけど何コレ…


ってパニックになったりしないのかな。。。

黒柳徹子さんの発想の自由さ、目の前の苦難も 想像力ひとつで楽しく出来てしまう、徹子さんの特性を表す大事なシーンなんだけど

パッと見たら ???となりそうで。

オバチャン心配だよ。。。

せめて何かナレーションでも付けて説明してあげたらいいのにな、なんて思ったり。。。


なにはともあれ 徹子さんの愛されキャラの秘密に迫る?!心温まる オススメの映画です。


あと、杏さん演じるママさんの声が絶品!!

杏さん、とろける様な包み込む様な、こんな声出るのかぁ。流石ママさんだなぁ。。。

もし観る際は 是非是非注意して聞いていただきたい。