ノートの片隅に
暗号化して書いた君の名前。
午前11:20
先生の声は、ぼんやりと耳に届いて。
遠くにいる窓側の席の君が、
困るな。
まぶしすぎる。
白いYシャツの君は、
頬杖をついて、
大きなあくびを
ひとつ、ふたつ。
わたしも真似して、
小さなあくびを
ひとつ、ふたつ。
午前11:35
机の下でこっそり指を組んで、
「好きです」、よーし、テレパシー送るぞ。
ポキッ。
先生の、折れるチョーク。
ちがうってば。
テレパシー送信失敗。
午前11:50
ノートの片隅に
暗号化して書いた君の名前。
すぐとなりに、
小さいハートマークを添えた。
午後12:10
君と目が合った。
刹那、わたしを呼ぶ大声。
折れた白チョークを持った先生が、
「よそ見すんな」
と、
あらら。
怒った微笑み。
君は、
ふふっと肩をゆらすと
また大きなあくびをひとつ。
わたしは、
赤い顔して「すみません…」
午後12:20
この赤らんだ頬が、
君への気持ちだってことが、
ばれてないよね?
ノートの片隅に
暗号化して書いた君の名前が、
いたずらっぽく
ふふっとゆれた。
午後、??:?……。
案外、テレパシーが届いてたりして。
暗号化して書いた君の名前。
午前11:20
先生の声は、ぼんやりと耳に届いて。
遠くにいる窓側の席の君が、
困るな。
まぶしすぎる。
白いYシャツの君は、
頬杖をついて、
大きなあくびを
ひとつ、ふたつ。
わたしも真似して、
小さなあくびを
ひとつ、ふたつ。
午前11:35
机の下でこっそり指を組んで、
「好きです」、よーし、テレパシー送るぞ。
ポキッ。
先生の、折れるチョーク。
ちがうってば。
テレパシー送信失敗。
午前11:50
ノートの片隅に
暗号化して書いた君の名前。
すぐとなりに、
小さいハートマークを添えた。
午後12:10
君と目が合った。
刹那、わたしを呼ぶ大声。
折れた白チョークを持った先生が、
「よそ見すんな」
と、
あらら。
怒った微笑み。
君は、
ふふっと肩をゆらすと
また大きなあくびをひとつ。
わたしは、
赤い顔して「すみません…」
午後12:20
この赤らんだ頬が、
君への気持ちだってことが、
ばれてないよね?
ノートの片隅に
暗号化して書いた君の名前が、
いたずらっぽく
ふふっとゆれた。
午後、??:?……。
案外、テレパシーが届いてたりして。