形成剪定について。
主に、刈り込み剪定があります。
刈り込み用の鋏で面を平に刈ったり、丸く刈ったりすることです。
まず生け垣など、直方体形のものを平に刈ることについて。
この基本は下から刈ることです。
最初に刈った一番下のラインが、その後、上に刈る面の基準になります。
基準になるということは、後々とても重要ということ。
慎重に決めるようにします。
一番下を刈ったら、徐々に上がって刈っていきます。
ですが、急がないこと。
刈り込み鋏の刃の先だけで刈る気持ちで
少しずつ上に刈り進みます。
刃の長さ全部を使って、バサリバサリと大面積を進めるように刈ってはいけません。
面を平に刈れない一番の原因です。
自分で刈った一番下の基準のラインから
垂直方向に刃先3cmくらいだけを使って刈り、
3cmくらいだけ基準ラインを上げる、
垂直方向に3cm上がった、その新基準ラインに合わせて、また3cm上げるように刈る。
この繰り返しです。
刃の長さを目一杯使って15cmも刈ろうとしないこと。
刃が枝葉を刈る部分は、刃先3cm。
それより元の刃部は、刈り進むときに、刈った面の少しの乱れを直して仕上げてくれる修正用の刃部と考えます。
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剪定について/過去記事
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2016/05/29「3つの要素」
2016/05/30「形成剪定」
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