夏になると海水浴に人が殺到する海。

暑い日差しの中で海遊びの思い出を記憶にだけでなく体にも焼きつける。

熱くなったら海に入って体を冷やし、また、日焼けをしながら体を温める。

 

炭火で焼かれている新鮮な海の幸の匂いに食欲をそそり、海辺で食べた思い出。

マリンスポーツを何かしてワンランク上の思い出で充実感が満たされた思い出。

砂に書いた好きな人の名前。

聞こえてくる季節と景色によく合う音楽。

調子に乗って恥ずかしい思いをした失敗談。

 

目に映る景色は、

普段着の時とは違う、肌を露出した思い思いの水着姿の人々の景色は、さながらファッションショーだ。

日差しが高くて、空も海も青く広い。

水面は、キラキラ波を打ち、波が崩れる音と波間で遊び人々の歓喜に満ちた声が聞こえてくる。

一つ一つの波に新しい出来事と思い出が生まれる。

 

 

 

ここまでは、僕の中にある海水浴の記憶と魅力…

 

 

 

改めて記憶を思い起こしてみると

ダイビングを始めてから知った海の魅力は

今までの海のイメージとちょっと違ったんだ…

 
 
 

 

 

 

青くて広い空と海。

波のない静かな海。

遠くに離れていく陸と近づいてくる小さな島。

ボートが切る風と水しぶき、しぶきの中にたまに見える虹。

青く透き通る海とカラフルなサンゴと魚たち。

静かな海の中で、聞こえる自分の呼吸音。

水面に上がってく自分が吐いた空気の泡。

水面から注がれる光の筋。

自分より大きな生き物との遭遇。

魚の巨大な群れが、一斉に同じ方向に動くさま。

無重力のような水の中を漂う感覚。 

穏やかで温かい海で感じた、優しく包んでくれているような心地よさと自然との一体感。

ウェットスーツを腰まで下ろして休憩中に食べたランチ。

 

 

 

 

 

この時間のすべてに喜び、癒される。

同じ地球上にある身近な空間のはずなのに、普段とはまったく違う別の世界。

そう感じさせてくれるのが、僕の知っている海なんだぁ。

 

 

 

 

 

 

ダイビングを通して描かれる海の記憶はワンランク上の深い思い出になることを約束しよう。

 

 

 


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