2012年の春に見られた最大の特徴は、
ウミウシの種類、固体数が格段に増えて、見られやすいことだ。

カメラ派ダイバーの僕としては、マクロの代表格であるウミウシが
少ないことがここで今まで潜ってて残念だったことの一つなんだけど、
それが今年は、初めて見るものが、何種類も何種類も出てきて、

今まで潜ってた海と同じ海とは思えない。

初めてここに来てから、1年の季節の中で、見られる生き物どう変わっていくのか
記録を取っていたんだけど、
2年目も3年目も全く当てはまらい。

ウミウシやタツノオトシゴのような活動範囲が狭そうな生き物でも
季節ごとに少しずつ移動しているようだということが、わかった。

そんなわけで、季節が変わるごとに次は、何が見られるようになるか

予測のつかない楽しみがある。

そんなわけで今は、ウミウシシーズン

特に、以前ブログで紹介したグランドプレウロブランチ

過去ログは、下記から
ダハブのこんな生き物ここにいたんだ。

これの仲間の
フォースカルスプレウロブランチ
もやたらとみられるようになった。

 
 

いろんな模様バリエーションがある。

  
 


これがやたらと目につく。

他にも、ナイトで見た生き物の写真をご覧いただこう。

  
ゴスライナーズフラットワーム

 
  

こいつの名前は、わかっていない。
図鑑にも載ってなかった。 
こいつのすごいところは、砂の小粒の位置を一切動かさずにその下を通ってしまうこと。
上の2枚目の写真の固体には、砂粒が乗っているでしょ。
その砂粒の位置は、そのままで、こいつがスローモーションですべり抜けていく。
それを目の当たりにした。
 実は、砂が少し動いたように見えて、そこを探してみたら、砂の中から出てきた。
大きさも2㎝無いくらい。
よっぽど運がよくないともう二度と見ることができないかもしれない。
 
 
   

こいつも図鑑に載っていなかった。
小さすぎて、ピントを合わせきれなかった。 
どのくらい小さいかっていうと・・・




 
 
この指、僕の人差し指と中指。
その指の太さの半分くらい。
探すところさえわかっていれば、意外と簡単に見つかる。


 
 
サンドタイガープロウン
昼間や、危険が迫ると砂の中に潜る。
夜になると表に出てくる、ライトで目が光るので簡単に見つけることができる。




この日のダイビングで、一番テンションが上がったのは、
下の写真に写っているこいつを発見した時だ。

こいつも、エジプトのさかな図鑑には、載っていなかったけど、
見た瞬間に日本の図鑑に載っているのを思い出して、
タツノイトコ
だとわかった。
初めて見た。

  
  
  
 
 
次は、紅海の固有種
アネモネキャリアー
ヤドカリの仲間で、貝殻にイソギンチャクを寄生させて身を守っている。

 
  
上の写真は、驚いて、イソギンチャクがみんな閉じてしまった。

こちらが、全開状態

 

よくこんなんで、動き回れるもんだ。
イソギンチャクの一部なんか、少し地面に引きずっているように見えるぞ!

ロブスターもよく見かける
このダイブで見たのは、
スカロップドスパイニーロブスター

 


スクウェアーテイルラビットフィッシュ
昼間は、下のようなの見た目なのに、

  


夜になると・・・


 

夜になると見た目が変わる魚も多い。
そういうのを見つけてみるのもナイトダイビングの醍醐味ですね。


ハーレクイーンフラットワーム

 
 

これもはじめて見た。
そんなわけで結構初めてづくしの内容の濃い~ダイビングでした。

次にエジプトに帰って潜ったときには、
何が見られるのか楽しみです。




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