ほぼギリギリで乗り込んだ飛行機

CAのお姉ちゃんに、プーさんがちゃんと乗ったか確認してほしいと頼んでみた

するとそのCAは「ちゃんと手続きしたんでしょ?だったら乗っているはず」とのたまった

あああああ、あのね~、ちゃんと手続きしても、あんたら中国人を信用できないからこうして頼んでるんじゃないかい!!と思い、

「確認して」「できない」「確認してよ」「無理」を繰り返し、私はあきらめた

そうだった、こいつらに頼んでも無駄だったんだ、そうだ、忘れていた・・・

広州に行くときはJALを使ったのだが(南方航空がイヤだったのでわざわざ成田まで行った)、その時のCAさんは同じことを頼んだら

ちゃんとプーさんを見に行ってくれ、「お客様、ご安心ください。ちゃんとワンちゃんは乗っていますよ。落ち着いてお利口にしていましたよん!」と、

言ってくれたのだ

何だ、このサービスというか、気遣いの違いは・・・だから南方航空は嫌なんだよ



鼻息荒くして席に着き、何気なく下を見ると・・・・

な、なんとプーさんが下にいるではないか!


ぽっつーん・・・

おい・・・結構雨が降っているがな・・・まったく!



大丈夫かい?プーさん!! 早く乗せたって~!

ちょっと目を離したすきにプーさんはいなくなっていた


きっと乗ったんだよな?ちゃんと乗ったよね?

ベルトコンベアーに乗せた瞬間を見ていないので何とも言えないが、きっと乗ったことだろう

とにかく乗ってりゃいいわ、ということで私はビールを飲むことにした


やっと一息・・・が、相変わらずぬるい

非常に疲れた 一体ぜんたい何でこんなことになってしまったのだ

すべてはあのMarkのせいだ

きっと彼は完全に忘れていたのだろう、道が混んでいたなんていうのはウソだ

もしくは予定を聞かされていなかったかな

それはともかく、プーさんの書類を中国側の検疫に出していないことが気になっていた

航空会社にも通常「犬に何かあっても文句言いません」的な同意書を出さねばいけないのだが、それも出していない・・・




このマズイご飯を食べるのもこれが最後ね・・・

そんな感慨にふけりながらもマズイもんはマズイんでして・・・ご飯を残した



そんなこんなをしながらも無事関西空港に到着


いの一番に動物検疫の職員たちが入る

プーさんは一番に出してもらえるんだね!

そう思いながら小走りで手続きに向かった



プーさん、まだかな~

通常動物は一番最初に出てくるはずなので、この時点ではもういるはずなんだが・・・

待てど暮らせどプーさんは出てこない

私の様子を見かねたのか職員の女性が声をかけてくれた

私が事情を話すと、「あ~、中国便からの分はよくあるんですよね・・・・乗っていないということが・・・」彼女は目を伏せながらそう言った

が~~~~~ん

しかし、積まれたのを見たし・・・でも瞬間を見ていない・・・実は積まれていなかったのかも・・・と、頭の中がぐるぐるしだした

それから本格的にプーさんの捜索が始まった

職員の女性が3人がかりで電話をあちこちにかけまくってくれた

それでも何度も職員の子が「いないようなんです」「どうも・・・見当たらないようなんです」と申し訳なさそうに報告に来てくれるたびに

私は自分の顔面が蒼白になっていくのが分かった


私   「いや~、乗っているはずなんですけど。私、見たんで!」

職員  「え~、じゃあどこに行っちゃったんでしょう」

私   「え~、じゃあ誰か連れて行っちゃったとか・・・」

職員  「いや、それは無いとは思いますけど。書類が無いと出れないですし・・・」という職員の顔もひきつっている


私は考えた

乗せてないならまた乗せてもらえばいい

でも誰かが持って行っちゃっているとしたら・・・中国人はやりかねないしな・・

そうなりゃもうアウトだ・・・ガーン

放心状態もいいところで、もう立っていることが出来なくなっていた


しばらく座ってぼ~っと待っていると、一人の職員が駆け寄ってきた

「申し訳ありません。いました!いましたよ!」

私、泣き崩れる・・・・(今思うとドラマの撮影かよ!って感じだったと思う)

職員の女性3人が私を囲み、拍手をしてくれた(やっぱりドラマか・・・?)

今朝、友人とお別れしてマンションを出た時も泣いたが、それ以上に、いやいやその100倍くらい泣いた

どうも、プーさんに行き先の指示書が貼ってなかったとかで、関空止まりなのか、トランジットで別の便に乗るのかが分からなくて

裏で止まっていたらしい

やっぱりな・・・書類を出してこなかったからかな  それとも単なる付け忘れなのかな?

シンガポール人のSさんにこのことを報告すると(彼女も広州で犬を飼っている)、日本に到着したことを感謝すべき!他の国だったらまず見つからない!と、言っていた

あらためて日本の素晴らしさを実感した

言葉が通じるのはもちろん、ちゃんとしてるよ・・・何でも


この後、動物検疫を受けるもプーさんは完全に興奮してしまって一度ケージから出したら(マイクロチップの読み取りのために)

再度ケージに入るのを嫌がって大変だった  手、噛まれたし・・・・

何とかプーさんを押し込んで、税関カウンターを抜けて出てきた時は飛行機を降りてから1時間経っていた



関空にはプーさんの妻のショコラの飼い主さんが車で迎えに来てくれた

ほんとにありがとう・・・



プーさん、明石に着いたぞい!


それにしても疲れた一日でした

今思い出してもぞっとする

チャイナ・・・オモシロいし、ウケるしで私は好きだったけど、これだけはシャレになりません

それでも嫌いにはなれないんだな・・・チャイナ(笑)