という、雑誌を読んでいる人を見掛けた。

早いもので、富士山に登ってから一年が経った。

昨年も登山者が多く、人の渋滞が出来るほどだった。今年も沢山の富士登山者が居るのだろう。雑誌があるくらいだからなぁ。

また登りたいか?と聞かれると、う~ん、と考えてしまうほどきつかった。

今だから言えるが、宿泊施設で酸欠気味になり、パニックを起こしそうになった。

下山の影響で足の痛みが一か月ほどとれなかった。

しかし富士登山を経験して得たものは、何もネガティブばかりではない。

登らなければわからない。

何故、登ったのか?

一度しか登ったことがない奴が言うことではないが、

そこは、天界だった。

地上に居ては、わからないことだらけだった。

人の憧れなのかもしれない。神の領域に立ちたいという願望。

実際に頂上に行くと、地上となんら変わらないところもある。それは、登山者のために、地上の便利さを持ち込んだだけで、本来の富士山の姿ではない。

便利さを持ち込んだ人は凄いと思う。想像もつかない命懸けのチャレンジだっただろう。

それも含めて、登ればわかる。登った者にしかわからないものがある。

しかし、本当に一度ではわからないと思う。だから、また登るか?の問いに、う~ん、ときつかったことを考えながらも、また登らなければ、と思ってしまう。yoshiie