アバターファイヤーアンドアッシュ
FODショート「愛してた？命尽きる前に答えて」
早川千絵監督「ルノワール」 上映中です
出演させて頂きました映画「ルノワール」
🎬早川千絵 監督・脚本
🎬第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品
家族と一緒に大きなスクリーンで観てきました。
関係者試写会で観た時とは、また違った発見が沢山ありました。
自分でも驚いたのですが、ラストもわかってるし、一度観てるのに、、、ぼろぼろと泣きました。
たぶん…父が末期の癌だとわかって入院していた頃、そして亡くなった19才の頃の自分に引き戻されたんでしょうね。
入院中のリリーフランキーさん、すごくリアリティがありました。。。
リリーさんの娘役、主人公のフキちゃん。
演じる鈴木唯さんは本当に本当に素敵です✨
ちょっと変わった感性を持つフキちゃんの日常をずーっと眺めていたいとさえ思いました。
森川は、坂東龍太さん演じる濱野薫の母、濱野亜弥を演じさせて頂きました。
劇中呼ばれることはない名前ですが、
現場で頂くお水や、撮影後に監督から頂いたルノワールグッズ（すごく素敵です✨）に役の名前を貼って下さったり…私のように１日だけ撮影に参加する俳優に対しても挙げたらキリが無い細かなお気遣いが、監督やスタッフのお一人お一人から感じられる、そんな現場でした。
撮影現場って、初めて行く場所なのに『さも住んでいるような顔をしてふるまい』、家族とも現場で「はじめまして」が多いのです。
が！
衣装合わせの時、坂東さんと私を近い時間帯にしてお話しできる機会をちゃんとつくって下さったり、
濱野家の見取り図を見ながら丁寧な説明を受けたので「我が家」のイメージがしやすかったです。
劇中では描かれない、役のもつ「複雑な想い」も監督から事前に共有して頂いたのもありがたかったです。
参加したのは短いシーンですのに。
早川組が一瞬一瞬を本当に丁寧につくっていかれた結果が、長編2本目にして「カンヌ映画祭でコンペ出品」という快挙を成し遂げられた一因なのではないかと。
私の好きな瞬間は、
フキちゃんとお母さん（石田ひかりさん）が自転車で二人乗りをしている時です。
風をはらんでふぁ〜っとなったお母さんのブラウスに
フキが手をかざす瞬間が、うるっときてしまう程美しかったんです。
2度と同じ風は吹かないですもんね。
『好きな映画は？と聞かれたら「ルノワール」と答えたいくらい良かったよ！』と友人からLINEがきました。シンプルに嬉しいです。
家族からの感想は…恵古の登場の瞬間が「シャイニング」みたいだった笑 と。
そしてとても映画を楽しんでいました。フキちゃんいぃよね〜と。何よりです。
是非映画館でご覧頂きたい作品です🎬✨