退院とそば | 前向きに生きよう

前向きに生きよう

40代後半。潰瘍性大腸炎から大腸がんになり、大腸全摘出した男の日記。

退院日。
いつものように早くに目覚め、いつもの時間にいつもの休憩室に行くが今日はあいにくの曇り空で日の出は見られず。
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朝食はもちろん完食。
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朝食後、荷物をまとめ退院に備える。
火曜日は教授回診日。
消化管外科の教授先生を先頭に20名くらいの医師の集団が各病室各ベッドを回られる。
私のベッドのところに教授先生がこられ担当医が病状と本日退院する旨を報告すると、教授先生が「ようござんした」と一言。「ありがとうございました」とかえす。
この病院に来てよかった、この大学病院で手術してもらって本当によかった、と改めて思った。
大腸がんと診断されたのは地元の総合病院だった。潰瘍性大腸炎で大腸がんを発症すると大腸を全摘出する必要がある。これはポピュラーな症状ではなく、その手術も簡単なものではないそうだ。インターネットでいろんな情報を検索できたからこそ分かったことだ。
地元の総合病院の医師の、難しい手術ではないこの病院でじゅうぶん手術できる(症例はないが)という言葉に背き転院を申し出て本当によかった、と思う。
この分野では有名なK教授をたよって、他県にあるこの大学病院に来た。お話ししたのは初診の1回のみだが、退院前にこうやって声をかけていただけたのはうれしかった。

退院の準備を整え、薬をもらい、会計を済ませる。
病室で迎えの妻を待っていたが、次の人が入院してくるのでということで追い出されるように病棟を後にする。看護師さんたちも忙しそうにしていたので充分に挨拶ができなかったのが、ちょっと心残り。看護師さんたちの笑顔とやさしいことばにどれだけ癒されたことか。

入退院玄関で妻の到着を待つ。高速道路のリフレッシュ工事の影響もあってちょっと遅れて到着。
帰路につく。
昨年の入院以降、20回ちかく通ういつもの道。途中の美味しいお店を訪ねるのが一つの楽しみだが、診察はいつも水曜日。
そばが美味しいと評判の店が道中にあるがそのお店は水曜日が定休日。
今日は火曜日。そのそばやにいかない手はない。
昼前についたがすでに先客が。
そば御膳を注文。
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そばも天ぷらも美味しい。
また行ってみたいと思わせる美味しいそばやだった。

家に帰ってからはゴロゴロしてすごす。
久しぶりに食べる妻の手料理。食べ過ぎないように注意しつつもつい食べ過ぎてしまう。
ストマ閉鎖後初めて湯船につかる。いままでは右手でストマパウチを押さえながら入浴していたのでゆっくりつかれなかったが、久しぶりにゆっくり湯につかる。
やっぱり家はいいもんだ。

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