先月
着付けの途中で
パックリ裂けてしまった
絽の刺繍帯
当然
悉皆屋さんに相談と思ったが
時間が経てば経つほど
自分で出来るような気がして(?)
やってみたくてしょうがない
というのも
美術品の修復とか
友禅や刺繍職人の仕事が大好きで
そんなTV番組があれば
何を置いても
見入ってしまう私
ちょうど3日続けて
何の予定もない日があったので
10年いや15年振りに
日本刺繍の道具を出して
いざ挑戦!
丁度良い羽裏の端切れを
絹ミシン糸で
刺繍ギリギリの所を細かく縫って
裏張り
縦糸が切れたので
残った横糸を真っ直ぐに直しながら
裏張りの布に縫い留める
一応土台の修復完了
次は刺繍部分
20年以上前
2年間習った時の残りの糸
いや
貴重なコレクションから
近い色を探す
紙管に巻かれた生糸から
刺繍糸を作る
細糸は生糸1本分
生糸を広げて…
髪の毛より細い糸を数えて
半分に分け
それぞれ右に撚りをかけてから
2つ合わせて左に撚る
模様のベースを縫う太い糸は
生糸3本分でいけるか?
生糸の分量や
撚りの強さを変えて
花弁&葉用に2色を数本準備
裂けた無地場に葉を縫い足し
半分に裂けた右の花弁を
太糸で縫った後
細糸で抑え
無事だった部分にも縫いを加えて
色を馴染ませ強度も補強
細めの銀糸で花芯も増やし完成
葉の形の悪さや
隠しきれないほつれ部分はあるが
遠目には分からない⁈
何よりもこの達成感!
愛着が増して大満足
何せ着物遊びは
自己満足
3ヶ月予報で
9月もまだまだ暑いそうなので
絽の帯だけど
もう少し楽しめるかしらん♪