最近は年末に「熱田神宮」へ御礼参りをしている。今日も最高気温が14℃と暖かく、多くの人で賑わっていた。毎年、本殿の真ん前でお参りをし、神楽殿の横から、熱田神宮の聖域「こころの小径」を歩くのが定番だ。

 帰り際、南門(正門)に向け、のんびりと参道を歩いていたらふと、遮光器土偶が目に入り、びっくりした。



「眼鏡之碑」と記されたこの土偶は何?

 青森県つがる市に亀ヶ岡石器時代遺跡があり、縄文時代の遺跡として、遮光器土偶が発見されており、何年か前に見た記憶が思い出された。きっと、遮光器と眼鏡を引っ掛けているのかなあ?そして、そのすぐ横には、眼鏡橋とも言われる「二十五丁橋」があった。



 これは、名古屋で最古の石橋だそうだ。室町時代にはこの橋はあったそうで、板石が二十五枚使われて、きれいな半円形になっている。名古屋甚句によれば、西行法師がこの橋に腰掛けたそうだ。

 橋の真ん中には人が通れるようになっていて、思わず、渡リたくなった。ちょうど、渡った先に南新池が見渡せ、二年前に整備された「草薙館」の前へ出た。

 「遮光器土偶」や「二十五丁橋」に気を取られていたせいか、縄文時代や室町時代へタイムスリップした気分になった。一息つくと、ここは熱田神宮の境内内であったことに気がつき、異空間へワープしたような不思議な気分だった。爆笑