旅行へ出かける時は、水着を忘れない。今回の台湾旅行でも、事前に調べたら、屋外プールがあることがわかり、泳げるのを楽しみにしていた。

 1952年創立の「圓山大飯店」のプールはホテルから少し離れた場所にテニスコートなどと一緒にあった。南国ムード一杯の椰子の木に囲まれ、50mの8コースある本格的なプールだ。プールの半分はかなり深くなっており、板飛び込みもできそうだ。オリンピックサイズプールというだけに競技用だ。

 朝の6時から泳げると知り、5時45分に現地に着いた。台湾は日本と比べ、時差が1時間あるので、日本時間なら、6時45分だ。

 ところが、6時になり、プール横の建物の扉があき、入室するも、電気はついておらず、ロッカールームも見当たらない。はて?建物内には人気はないが、プールを見れば、もう何人も泳いでいた。わけがわからず、とりあえず、暗闇の廊下で水着に着替え、プールサイドのサマーベッドに荷物をおいた。そして、シャワーを浴びて泳ごうとしたら、係員が飛んできた。


「受付の記帳をしてください。」と英語で話してきた。どうやら、建物の反対側にプール受付事務所があるらしい。一緒についていくと、確かに、係員がいて宿泊者用の記帳ノートがあった。ロッカーキーとタオルをいただき、ロッカールームへ行くと、立派なロッカーがあり、さもありなん、と納得した。


〈南国ムードのプール〉


〈プールから見た圓山大飯店〉


 そんなこんなで泳ぐまでに時間がかかったが、プールは最高に気持ち良かった。まだ、日の出前なので陽射しはなく、爽やかで清々しい気分だ。

 競技者が早朝練習で7人ほどが何度もターンをしているなか、僕はのんびりとコースに沿って30分ほど泳ぎを楽しんだ。いつも思うけど、朝食前のスイミングって、最高!更に、圓山大飯店のブッフェスタイルの朝食もメニューがめっちゃ多く、こちらも最高!爆笑