宮﨑駿監督のアニメ映画『君たちはどう生きるか』が公開され、ジブリファンとしては早速、観に出かけた。テーマが重く、いささか身構えたが、観終わって見ると、ジブリらしく素晴らしいファンタジーに仕上がっていたと思う。声優も豪華で、聞き覚えのある声が随所に登場した。特に、キムタクこと木村拓哉さんの声は、すぐわかった。
あらすじは、
戦時下の東京からはじまり、母親を火災で失った少年・眞人は父とともに母の故郷に疎開するのだが、父は母の妹・なつこと再婚し、すでに子どもを宿していた。
父が軍需産業に関わっているため、眞人の家は豊かだった。しかし、父の車で学校に登校したことが原因で眞人は同級生に喧嘩をふっかけられる。喧嘩でボロボロになった眞人は自身の頭部に石をぶつけて、大きな傷を作る。
やがて眞人は、森に消えたなつこを追いかけて、異世界へと迷い込む。
この異世界が、ジブリらしくもあり、少し、スターウォーズの世界に迷い込んだ感もあり、ディズニーっぽい感じもある。笑える反面、壮大な世界観に感動もした。アオサギがこの物語の誘導役であり、だから、ポスターに使われたんだと納得した。