今日、第48回世界遺産検定の試験が終わり、ほっとしている。昨年の6月から約1年ちょっと、自分の好奇心を満たすために勉強した。旅行が好きだから、世界や日本の中でどこへ行こうかと。

 もちろん、世界や日本の素晴らしい場所はよくわかった。だけど、それ以上に多くのことを学べた。学生時代には、受験科目になかったから、あまり勉強しなかった世界史、地理、生物、地学など、その面白さに夢中になった。

 そして、何より学んだのは、地球が悲鳴をあげている事実だ。18世紀にイギリスで始まった産業革命により、人類は化石燃料の消費に伴う豊かさを手に入れ、地球の人口はそれまでの約8億の人口が約80億人と300年足らずで10倍に増え、二酸化炭素も同じように10倍以上に増えているし、人間が増えて森が消え、多くの生物が死に絶えている。

 今、盛んにSDGs(持続的成長に向けた取り組み)が叫ばれているが、人類の活動は、自然を破壊して地球のキャパを超えてしまった。SDGsで言う17の目標と169の実施項目は、地球で生きるものの義務だと理解した。

 地球が誕生し46億年。人類(猿人)が誕生してから、2百万年。現代人(ホモ・サピエンス)が誕生してから1万年。あくなき豊かさを求め続け、人類は破滅に向かっている。なんとしても、止めなきゃ、そのために何かしなきゃと、世界遺産検定の勉強をして痛感した。ニコニコ


〈世界遺産 首里城公園内 園比屋武御嶽石門〉