初めて奄美大島へ来て、何か美味しい食べ物はないかと探したら、どうも「鶏飯(けいはん)」がそれらしい。えっ、とりめし?どこにだってあるじゃん、と思いきや、違った。

 奄美市名瀬にある現地ツアーの事務所の側で、美味しいお店と紹介されたのが、「てっちゃん」の鶏飯丼。(鶏飯の定食もある)



 美味かった〜!出汁の美味しいこと、この上なし。ほぐした鶏肉、干ししいたけ、錦糸卵、パパイヤの味噌漬け、みかんの皮などが白いごはんの上にのり、鶏ガラのスープがかけてあるお茶漬け風のどんぶり。

 鶏飯の由来は、かつて、奄美群島が薩摩藩の支配下に置かれていた時代、鹿児島本土からやってくる役人たちの威圧的な態度を少しでも和らげるためにつくられたのがはじまりで、当時、非常に貴重なものであった鶏を余すことなく使って役人たちをもてなしたのだそうだ。

 なんか、納得!

確かに、ドラマで西郷隆盛が奄美大島に流刑されたときのお役人の態度が目に浮かぶ。

 ホテルの朝食ビュッフェでも、鶏飯が用意されていたので、やはり、奄美の郷土食だと実感した。なんでも、本物の鶏飯は、パパイヤの味噌漬けが肝らしい。爆笑