某新聞社の夕刊に今週から始まった作家・落合恵子さんのコーナー。「人生の贈りもの わたしの半生」。

眠っていた感情が爆発しそう。

落合恵子さんが、文化放送のアナウンサーで、深夜のラジオ番組「セイ!ヤング」を担当されていた頃、僕は熱心に番組を聞いたものだ。

愛知県にいた僕が東京のラジオ放送を聞くのには少し音は聞き辛かった。でも、アナウンサー落合恵子さん・愛称レモンちゃんの魅力に完全に嵌まっていた。

声のかわいさ、ルックスもかわいく、レモンちゃんが作る詩の朗読に痺れたし、いろんな事をレモンちゃんの話から吸収した。例えば、パリ・サンジェルマンデュプレ、学生闘争、フォークソングなど。

今でも、レモンちゃんと聞けば、心が反応する。東京・表参道にある児童書専門店「クレヨンハウス」へは落合さんがオーナーであり、今でも足繁く通う。〈世界中の子供たちの幸せ〉は僕自身にとっても生涯のテーマなのだ。
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作家としても 尊敬している。
最近では、母の介護の話が印象に残る。
落合さんにとって、介護は、「母との再会」を意味していた。介護を始めて4年ほど経ったころ、母から「お母さん」と呼ばれた。症状が進んで、娘だということも分からないようだった。ショックで泣いた。
それでも、「母が私を『お母さん』と呼ぶなら、とびきりのお母さんをやろうじゃないか」と気持ちを切り替えた、という話を読んだ
また、「スプーン一杯の幸せ」シリーズや「おうちへお帰り」とか昔の蔵書もたくさん書棚にある。懐かしくなって数えたら、全部で10冊あった。

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〈おうちへお帰りを加え、10冊〉
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しばらくぶりにレモンちゃんの名前を聞き、なんだか僕の心の中で化学反応が起こっている。

青春時代にタイムスリップして、あの頃の夢を振り返ってみようかな。 カナヘイうさぎ