話を少しさかのぼりますね…。
小学生の時、父の会社の保養所が熱海にあり、家族で夏休みに良く遊びに行っていました。
ある夏、ちょうど滞在中に父の古い友人も熱海にいるから現地で落ち合おうという事になりました。
待ち合わせ場所は、いまは無き大型スーパーの先駆け「ヤオハン」のガチャガチャ(いまでいうガチャポン)があった休憩スペースの前。
私と同じくらいの男の子と妹らしき女の子、そしてそのお父さんとおぼしき父の友人が待っていました。
親同士は色々と深刻な話をしていたと思いますが…、私と姉はその兄妹がガチャガチャをして遊んでたのを眺めていました。
そのあと、ここじゃ落ち着かないのでと、みんなでその親子が今滞在しているマンションに行きました。
マンションには当時、お金持ちの家しかなかったテニスのテレビゲームがあり、私も姉も夢中になってやっていたとおもいます。
その時、あれ?お母さん居ないのかな?
親子3人でここに住んでるのかな?とちょっと疑問は感じましたが、まだ子どもだったのであんまり気にしないでそのまま別れました。
あとになってから、父の友人は都内に大豪邸があるお坊ちゃんで、お父さんが亡くなって莫大な相続税を払いたくなくて、自宅を出て親子で転々と場所を代えて税金逃れをしていたそうです。
わたし
「えー、なんで逃げなきゃ行けないの?払えばいいじゃん」
父
「払えないんだよ。莫大な金額なんだから。自宅も取られちゃうんだぞ」
わたし
「なんで?」
まだ子どもだった私、払えなければ物納しなくてはいけないと知らなかった…
奥様とも別居してたそうで…、
わたし
「じゃあ、大変だね。まだちっちゃい女の子もいて転々としてるなんて」
姉
「え~、お姉ちゃんだよ。あの男の子より大きかったじゃん」
わたし
「え~、違うよ。妹だよ。ちっちゃかったよ。白いワンピース着てたよね」
姉
「たしかに白いワンピース着てたけど、男の子より大きかったじゃん」
父
「おいおい~、何言ってるんだ。女の子なんて居なかったぞ。どこで見たんだ?」
わたし、姉
「最初からいたじゃん、スーパーのガチャガチャのところから」
両親いわく、
最初から女の子なんて居なかったそうで。
父と息子としか会ってないし、マンションもふたりで仮住まいしていたそうです。
奥様の方で女の子は引き取っていたそうで、それがお姉ちゃんだったか妹だったか父もちゃんと覚えてなくて…。
でも、私も姉もたしかに女の子を見たんです。
共通するのは「白いワンピースを着ていた」ということ。
結局、男の子のお姉さんか妹か分からないまま…。
その後その友人は、奥様と離婚をし、都内一等地にあった自宅も物納の為没収されてしまったそうで…。
男の子はお父さんが、女の子はお母さんが引き取ったそうです。
白いワンピースの女の子は生き霊だったのかな!?と。
この話が出る度に姉と、いまだに姉だ、妹だとお互い譲りませんが、女の子は霊だったいうことはふたりとも確信しています。
きっと転々としているお父さんとお兄ちゃん(あくまでもわたしは)が心配だったのかな…と。
ただ
両親もその友人も今はもうこの世にいないので真相は闇のなかです。
姉とこの話をする度、霊って視える人によって年齢って違うのかもね~。
スピリチュアルの勉強してるから、そういう事も理解出きるよね(姉も霊能者です)
と。
両親が健在だった夏の楽しい思い出と不思議な体験が懐かしく、いまとなっては大切な思い出のひとつです。
