変化に敏感だった私は、

ガンガン引っ張って指示を出すタイプだったボスが

ある日急にいわゆる「コーチング」手法で

コミュニケーションをとってきたことに非常に戸惑いました。

 

急に、「どう思う?」なんて、

それまでは「俺の言う通りにしてればいいんだ」と言う人に

問われても、当時の私は全く意見なんて出せません。

 

結局、無理やりひねり出したり、

相手が何を考えているかを頑張って先回りして

正解っぽいことを言おうと、

冷や汗をかいたことを鮮明に覚えています。

 

 

私はこの印象が強すぎて、

コーチングというキーワードが

苦手になってしまいました。


またあわせて、当時「コーチング型マネジメント」が

少し流行っているということもあり、

人材育成業界にいると、よく耳にする言葉だったのですが、

「猫も杓子もだな・・・」

と少し距離を置くようにしていました。

 

 

しかしこれが大反省でした。

 

何故ならば、

深く理解もせずに、

単なる決めつけや思い込みで

コーチング、というものをジャッジしていたからです。

 

 

そして、月日を経て、独立をして4年、

少し自身の考え方や物の見方を俯瞰することができるようになり、

また、本も読むようになって

「コーチング」について、自分は大きな勘違いをしていた

ということに気づいたのです。

 

 

 

コーチングってネガティブな印象がある方もいらっしゃるかもしれません。

 

肝心のポイントを押さえずに、

「質問を軸として進めるコミュニケーションスタイルのこと」

と捉えている方が多いからです。

 

 

この部分をどのように私は

理解を深め、払拭していったのかを

次回から、お話ししたいと思います。