午前中、従妹の結婚式で

高級シャンパンから始まり

正午過ぎまで生ビールを浴びるように飲み続け

かなりイイ気分で

午後から始まる友人の結婚式へと向かった。





車で来ていた姉に

次の会場まで送ってもらった。





車中、姉は

『一体…誰に喋ってるわけ?!』

ベラベラと一人喋り続ける

酔っ払いの妹を横目に

半ば呆れながらも

大笑いしながら聞いていたのだった。




次の会場へ到着し

受付へと向かった。




受付では

友人へのメッセージを強制的に書かされた。




私は何せ酔っ払い。




焦点が合わず

右手も上手く動かない。




せっかくのお祝いメッセージが

蛇のような

呪われたような

脅迫メッセージのような

とんでもない文字になってしまった。





私の知らない

友人の友人が務める受付嬢に

酔っ払いのおっさんのように

絡みまくって

何とか受付を済ませた。






控え室へ向かったところで

知り合いの友人は一人もおらず

仕方なく喫煙室へ向かった。





喫煙室へ入ってみると

先客が一人いた。






40代、強面の男性。




話をしながら分かったのだが

その男性は

友人のお兄さんであった。


お兄さなんか
いたっけ~~~?!💦


友人からお姉さんの話は聞いたことはがあったものの

お兄さんの話は聞いたことがなかった。




あるい

覚えていなかっただけかもしれないが💧





全然、友人と似ていない

お兄さんと楽しく話して

お互い控え室へと戻ることにした。






友人と合流できたところで

やっと教会へ向かい

本当~~~に久々に

キャ~~~!!
キレ~~~ィ💕

などと騒ぎ立てたのは言うまでもない💧





なにせ久々のお呼ばれ。




ほとんどの友人が片付いてしまっていたので

私はお呼ばれ自体に浮かれまくり

成れの果てを知っているのもあり

幸せのお裾分けを

存分に謳歌していたのだった。





今時の式場は

披露宴会場内が禁煙なのが当たり前のようだ。




あまりにも久々で

式場環境の違いに

かなりのブランクを感じた。




それは

カルチャーショックにも近い衝撃的な光景だった。





花嫁がお色直しに行くやいなや

ゾロゾロと

喫煙隊の大移動が始まるのだ。





私も空気を読みながら

大移動に紛れ込み

途中でちゃっかり

テーブル担当の若人に

生ビールのお代わり注文も済ませ

喫煙隊と身をかわし合いながら

一服していた。




どうやったら
タバコを止められるんですかね~~~?













…ここにいる人に訊いても

分かるわけが無いか~~~(笑)






酔っ払い発言で

和やかにシガレットタイムを

過ごすことができた。







何やかんやと挙式を終え

いよいよ披露宴もお開きになると

二次会へ行くか行かないかで

友人間で少し揉めるものだ。






もちろん私は行く派である。





私の友人どもは

揃いも揃って行かない派。





私一人で行ったって
つまんないよ~~~💦

一緒に行こうよ~~~💕





私の絡みを振り抜くだけの

要領を得ている友人たちは



桜子なら大丈夫!

あんたは一人でもやってける!

楽しんでこい!!





友人の友人たち…

私の知らない友人の友人たち…




そんな輪の中へ


この人…

宜しくお願いしま~~~す♪



私を軽~~~く投げ込み

私の友人どもは

っさと帰宅してしまったのだった。




私は一人投げ捨てられた。





どういった訳やら

新郎のフットサル仲間である

新郎の友人と二人で

タクシーへ乗り込む羽目になり

成り行きに身を任せ

二次会へと向かったのだった。