将棋は終わらない
中学生棋士、藤井四段の連勝記録で、
俄然、注目を集めている将棋。
小さい頃から
AI将棋で鍛えられてきたのも、
藤井四段の強みの一つです。
囲碁に続き、将棋もトッププロが
コンピューターに破れる時代が来てしまいました。
「将棋もオワタ」という雰囲気が流れていますが、
私は違う、と思います。
そもそも、
囲碁も将棋も人間同士の戦い。
そこに因縁やミスや運が絡み、
ドラマが生まれるからこそ、
面白いゲームになります。
単に、絶対的な勝利の方程式を
理詰めで探すだけのものではありません。
スポーツも同じですよね?
ロボットだったら、
100mを5秒で走れます。
卓球の世界チャンピオンだって、
今の機械相手には絶対勝てません。
だからと言って、
オリンピックが面白くなくなるわけでは、
ありませんよね?
コンピューターの力を借りて、
将棋の世界が更に広がっていけば、
益々、面白いドラマが生まれることでしょう。