深海へ沈み行く孤独な君に捧げる音楽

深海へ沈み行く孤独な君に捧げる音楽

いつまでも、いつまでも、笑っていておくれ。

俺が生きている限り。

Amebaでブログを始めよう!





目の見えない場所で戦う君へ。

君の痛みを半分分けておくれ。




君は俺。

俺は君。


解ったんだ。


君が生きるならば俺も生きるだろう。




手を繋ごう。


愛は光さ。

共に美しく咲き誇ろう。



側にいておくれ。

何かあったら呼んでおくれ。

崩れそうな時は話をしよう。



I LOVE YOU.










鉄パイプがあってさ

それは想像上の物だから大きさとか色とか固さとか

それは各々の自由


そこで俺は鉄パイプを手にしてアクリルのドアを叩き壊すんだよ

でも次の部屋に入るとまたドアがあって鍵が頑丈で開かない

気付くと鉄パイプは殺虫剤になっていて、それで集まる蝿を一生懸命殺して
虫を殺すことの罪悪感で呼吸困難になって

心が腐って
蝿が増えて

でもとにかくその部屋から出たいから、

何度も何度もドアを殴るんだ

手の骨が飛び出ても続けて殴るんだ

血だらけ

でも痛みはない

変形していく右手

それでも出たいからずっと繰り返して



何年?

何日?

何時間?

何秒?

時は経っていた?

今は?


わからない

何もかもが不確かになった


でもある時、外側から誰かがドアを開けてくれた

その人の顔はよく見えなくて

でも優しい愛があって

嬉しくて

涙流れて

気付いたら手には鉄パイプがあって

「なんでこんなに待たせるんだ」

って叫び声上げながら

ドアを開けてくれたその人を無我夢中で叩き壊していた

その人の顔は見る見るぐしゃぐしゃになって行って
結局誰なのかさっぱりわかんなくなって


ありがとう

ごめんなさい

そう呟き続けて


少年が出た外は真っ暗な部屋


















闇が弟を食い物にし始めた。


弟が沈み行く先は、俺の存在出来ない場所。


なら初めから俺だけで良かったのに。


俺は逃げただけなのか?






・・・守るさ。


守ってみせる。


俺が俺である以上。