師匠が言いました。

「目の前の五分間を大切にし、雑談をするのを嫌い、机についている間は仕事に集中し

ています。その時その時で、自分ができることを全力でやろうとしています。眠くなっ

たりすることはほとんどありませんし、与えられた時間の範囲内で周到に準備をし、全

力で仕事の成果を上げようとしています。こんな仕事のやり方を二十年以上にわたって

やってきて、フと周囲を見渡すと、こんなに集中して仕事をしている人はほとんどいま

せんでした。周囲は私に話しかけるのを躊躇し、周囲で雑談をすることを控え、三年も

すると静かな環境になっていました。私が異常なのか、周囲が異常なのかはわかりませ

んが、多数決で考えると私が異常で、周囲が正常なのでしょう。それでも仕事の成果、

打ち合わせ時の飲み込みの速さ、作成資料の精度といった面を考慮に入れると、異常と

正常が逆転することになりそうです。また、定時間内にこれだけ集中して仕事をしてい

ますので、目や腰や肩が痛くなりますので、残業も休日出勤も一切やりません。だけど

成果はだしています。このようなやり方がいいのか悪いのかは別にして、これが私のリ

ズムとペースなので、意識的に調整するつもりは毛頭ありません。『がんばりすぎてい

るのかな?』とも考えますが、自分でもごく普通のことをしているつもりなので、生き

ている間中このようにがんばりすぎて人生を終えるのでしょう」と