『エデンの門 イーサン・コーエン短編集』
イーサン・コーエン 著 (1998年刊行)
映画監督のコーエン兄弟のイーサンが雑誌などで
執筆した短編を集めて出版したもの。
久しぶりに読み返してみた。
コーエン兄弟といえば、『ファーゴ』や『ノーカントリー』
のようなシリアスな作品が有名で高く評価されてる
気がするけど、個人的には『ビッグ・リボウスキ』の
ようなコメディーの方が面白いと思ってる。
この短編集はどちらかといえば後記に近く、映画では
観られないような雰囲気の作品ばかり。
特にユダヤ文化に関する事が文中に数多く出てくる。
文庫化されていないようだし10年以上前の本なので
手に入れるのはちょっと難しいかもしれないけど
興味のある方は是非。
最近になってダンテの『神曲』を読み始めた。
前々から興味はあって図書館で借りてみたものの、
古文的な和訳の文章にどうしても馴染めず、
冒頭だけ読んで返してしまった(笑)。
本屋で現代の文章で訳されている文庫版を
やっと見つけたので購入。
もうすぐ「地獄編」が読み終わるので、続けて
「煉獄編」を読もうと思う。