世の中の多くの人が幸せだと思っているものは、他の言葉で言い換えれば、優越感ではないでしょうか。
厳しい競争に勝ち、他の人たちより上の立場に立って、より多くのお金やより良い地位が得られれば、それが幸せだと多くの人が考えているのです。
しかし、もしそういうものが幸せなら、幸せというのは非常に不安定で、いつ消えてしまってもおかしくないものなのではないでしょうか。
いくら競争に勝って幸せを感じても、それはほんの短い間だけであって、僕らはすぐまた次の競争に臨まなければなりません(例えば、プロ野球やJリーグではどこのチームが優勝しても、次の年になればすぐに新しい競争が始まります)。
そして、そこで負けてしまえば、即、幸せから不幸へと転落しなければならないからです。
人間はふつうの考え方で生きていれば、死ぬまでそのような競争から逃れることはできないのですが、ということは、僕たち人間は生きている間中、常に幸せと不幸の間で激しいアップダウンをくり返していくしかないということになると思うのです。
まぁ、多くの人が人生というのはそういうものであって、どうすることもできないと諦めているわけですが、そういう人生観の中で徹底的に絶望を味わった挙句、ひょっとしたら僕らが思っている幸せとは別の幸せというものがあるのかもしれないと思い始める人もいるのです。
そして、彼らの中で本当の自分に目覚めることによって、一般的な人生観から抜け出した人が、本当の幸せというのは、優越感や劣等感とは無関係だということを見抜くのです。
本当の幸せというのは、1人1人バラバラな人間が他との比較の上で優っている時に感じるものではなく、むしろ人間というのはすべての人が本質的に同じ1つの命であって、お互いの間に優劣はないとわかった時に感じるものです。
つまり、本当の幸せというのは、そのように他との比較という要素は含んでいないので、永続性があるわけなのです。
いったん本当の幸せに目覚めたら、その幸せは何かのきっかけで消えてしまったりはしないということなんですね。
話は最初に戻りますが、優越感と劣等感は同じコインの裏表の関係にあるので、実は、大きな優越感を感じている人は、何かの拍子に状況が一変すれば、その途端に強烈な劣等感を味わう危険性に常にさらされているのです。
でも、そんな両極端な感情とは無縁の世界に目覚めなければ、いつまで経っても浮き沈みの激しい人生ドラマからは自由になれないということなのです。
ドラマが楽しめるうちは、大いに楽しんでください。
でも、それに疲れたら、もっと平和でのんびりした世界にも興味をもってほしいと思います。
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