自分の解法システムを紹介


〈共通するスタンス〉

・ あるべき姿から逸脱しようとしたら、あるべき姿に戻すのがPM

・ 逸脱させようとしている要因に対して、PMが直接介入して解決させるのが基本

   (メンバーが原因ならメンバーと話す、ステークホルダーが原因ならステークホルダーと話す)

・ 逸脱の原因は、必ず、人か、環境要因(法律の変化etc)にある

・ それ以外の場合は、原因分析が不十分なのでまず根本原因分析をする

   ・ たとえばスケジュールが遅れているなら、それは必ず人か、環境のせいのはず


・全ての問題には、必ず以下の手順で対処にあたる

  ① 当事者との話し合い⇒包括的解決

  ② 解決できなければ屈して、代替オプションの検討

  ③ 解決できなければ屈して、計画の見直し

     受け入れた場合の影響度の確認

     → エスカレーションと承認

     → ドキュメントの更新

   ※ 場合によっては②に行かずに裁判ってパターンもあるけど

・ 他者からの要求をノータイムで受け入れることは絶対にない




① 問題を読む

以下の場合は問答無用で選択肢を決める。

・ チームのスキル不足⇒トレーニングorコーチング

・ 物理的距離がある⇒コロケーション

・ 可能性がある=リスク⇒リスク管理


② 「◯◯のゴタゴタ」という一文で問題文を要約してみる

・ ◯◯には、人、部門名、時勢を入れる

・ たとえば、ステークホルダー、チームメンバー、顧客、調達部門、etc

③  問題の意図を「◯◯を倒す」に読み替える

・ ◯◯には②と同じ名称を入れる

・ ◯◯が絶対に倒せないもの(法律が変わった、誰かが病気で倒れた)だった場合は、以下の方針で選択肢を選ぶ。それ以外は④へ。

・ それを倒すことは無理なので、受け入れる方向、かつ、どうにかする方向性で考える

・ つまり、代替オプションの検討→計画の見直しの優先度で選択肢を選ぶ。

・ まずは計画変更することなくどうにかする方法を探すという姿勢。ただし、検討プロセスを挟まずにいきなり何か行動を起こそうとしてるものは怪しいのでちょっと優先度を下げる。

・ 次点で、計画を前向きに変更しようとしている選択肢を選ぶ。方法がないのならば計画を変えるしかないという考え方。この時は正しい変更要求プロセスを取ろうとしている選択肢を選ぶ。


以下は、◯◯が人の場合。


④ 以下の方針でまず選択肢を外す

・ PMが、◯◯に直接会いに行ってトラブルを抑える選択肢が正解

・ 当事者以外の代名詞が登場する選択肢は外す

・ チームに提案するとか、エスカレーションするとか、自分が動かない選択肢は外す

⑤ 残りから以下の方針で選択肢を選ぶ

・ 直接話し合い→代替オプションの検討→計画変更 の優先度で選択肢を探す

・ 基本的には、とにかく直接の話し合い

・ 直接話し合って包括的に解決しましょう、という選択肢があればそれ

※ 特に「不満」というキーワードがあったら、当事者と話し合って解決する選択肢で即決

・ 具体的にすぐアクションを起こそうとしている選択肢は優先度を下げる。基本的には、話し合いを挟まない限り何が最善かは決まらないはずなので、勝手に決めてすぐ動こうとする選択肢は危ない。

・ 話し合い系がない場合は、代替オプションを検討しようとしてる選択肢を選ぶ

・ 代替オプション系もなければ、計画を変える、変更要求をかける選択肢を選ぶ


⑥ 迷ったらITTOに準拠した選択肢を選ぶ

・ ITTOのプロセスに無いものは選択肢にならない