ブログを始めてみました(^^)
今回の公演を記録と記憶に残したいのもあって。つらつらと書いてみようと思います。

演劇企画ニガヨモギ 常田富士男追悼公演 「カンガルー」が、一昨日閉幕となりました。


本当に多くのお客様にご来場頂き、ほぼ全公演満席の状態でした。
ご来場頂いた皆さま、本当にありがとうございました。



今回の公演は、色んな点と点が繋がって実現した、僕にとって、とても貴重な公演でした。
常田さんがこの縁を結んでくださったのだと心から感謝しております。

日本で多くの人に愛された常田富士男さん。
その常田さんの追悼公演で、かつて常田さんが演じた「男」役を演じさせて頂きました。
常田さんはどんな「男」だったのか、今では記録も残っていないようなので知る術はありませんが、出来るなら観てみたいなぁ。

今回は僕自身初めての不条理劇で、
これまでもほとんど触れてこなかったので、台本初見の感想は「なるほどわからん。」でした笑
稽古を重ねていきながら、解釈を話し合いながら、みんなで創りあげていきました。

実はお恥ずかしながら、本番直前まで「男」として生きている実感が湧かなくて、ずっと悩んでいたのです。
それがはっきりと腑に落ちたのは、本番前のゲネプロ(リハーサル)のときでした。
あの時の感覚は今でも忘れられません。

さらにこの公演を、常田さんが座長を務めた、演劇企画集団66の方々も観劇してくださり、「66の再演のようだった」とのお言葉を頂いたときは本当に嬉しかった。
その他にもたくさんの方からありがたいお言葉を頂きました。
本当にありがとうございました。

難解だけれども、その分様々な解釈が出来て、観る人の数だけ「カンガルーの世界」が生まれるこの作品はすごいなぁと、別役実さんの本をもっともっと読みたいと思いました。

人はみんな選択を繰り返して生きる。
その選択は基本的には、その人のイデオロギーで決まるわけですが、時には大きな流れに乗らなければならないこともある。
「男」は常にその流れに翻弄されながら、その一生を終えるように見えますが、それすらも彼のイデオロギーなのだと思います。
最終的には彼の望んだ世界が眼前に広がっていて、彼にとってはきっと生も歓喜であり、死も歓喜なのです。

とりとめもなく書いてしまいましたが、読んで頂いてありがとうございました。拙くてすみません。
なんだかどんどん話の収拾がつかなくなりそうなので、そろそろ終わりにします。笑

最後に。
常田さん!最後まで見守っていてくださって本当にありがとうございました!
みんな最後までやり遂げました!
安心してゆっくりと休んでください!

船が出るんだよー!!


男役 宮口嘉行