何がそうさせたのか、返却するはずのカードを手元に残した。

というか、忘れていた。

普通の生活に戻り、普通に暮らしていた。

小遣いも普通にもらい、不自由ない暮らしに戻った。
好きだったパチスロは辞め、足を洗った。

普通の生活だった。
結局は嫁が、コツコツためてくれた貯金+月々の給料から3ヶ月で返済できました。

許してくれた嫁に、感謝していました。

本当に…。

もうしません。

そう肝に命じたはずでした。
それから二年後のある日、仕事から帰宅して風呂に入っていると…。

『○○!?ちょっと出てきなさい!!』

『これは何?』

鞄に隠しておいたカードが…。

『鞄あさったのか!?』

これが自分の、第一声でした。

最低な男ですよね。