今日は、前回紹介しました徳寿宮トルダムキルを
貞洞劇場方面に向かい道なりに進んで行ったところにある
貞洞第一教会(チョンドンチェイルキョフェ/정동제일교회)を紹介したいと思います
貞洞教会は、その外観の美しさから広告や写真集等の撮影場所としてもよく登場するそうです
そんな貞洞教会は1885年、朝鮮時代末期に朝鮮で最初に建てられたメソジスト教会で、
史跡256号にも指定されています
貞洞教会は医療、教育、社会事業を行ない、朝鮮が近代化していく上でも大きく貢献したと言われています。
また、貞洞教会にあるパイプオルガンは東洋で3番目、朝鮮で最初に導入されたものだそうです。
このパイプオルガンは、朝鮮の女性で最初に文学学士の学位を取得し、女性教育、民族運動などを幅広く展開した河蘭史(ハ・ランサ)女史が、アメリカ地域を回りながら朝鮮の同胞らに講演をし、そのときに同胞からもらった寄付金を集めてパイプオルガンを購入し、1918年に貞洞教会に設置したとされています。この当時のパイプオルガンの金額は、韓屋100棟分に相当する額であったそうです
そして、女性独立運動家の柳寛順(ユ・グァンスン)は、日本の憲兵警察の目を逃れるためにこのパイプオルガンの後ろに身を隠していたとされ、三・一独立運動の参加者33人が秘密裏に独立宣言を印刷した場所もこのパイプオルガンの後ろであったとされています。
そんなパイプオルガンが設置されている礼拝堂の中の見学は、管理室に申請しなければ見学できないそうですが、外観の見学はいつでもできるそうです。
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住所: ソウル特別市 中区 貞洞 34
電話番号: 02-753-0001(日本語不可)
営業時間:9:30~17:00
ホームページ:http://chungdong.onmam.com/
アクセス方法:ソウル地下鉄1・2号線の1番もしくは12番出口を出て
徳寿宮トルダムキルを道なりに進み、貞洞劇場や梨花女子高校がある
方向に向かうと目の前に見えます。
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徳寿宮&徳寿宮トルダムキルと赤レンガ造りの朝鮮初のメソジスト教会、
そして貞洞劇場の韓国伝統公演「Miso」。。。
私は、この3つのスポットを見ながら貞洞劇場へ向かう度に、韓国の伝統的な面と、
近代化していく当時の朝鮮の様子を感じられる気がしています
それでは、次回の貞洞ロードマップ観光地の部をお楽しみに~