● 調整式のラテラルロッドに交換
皆さん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
わたくしのジムニー(JB23W/10型)ですが、ジャダーの3歩手前といいますか、路面のギャップを拾うとハンドルがふるふるっと致します。車高を下げてキャスター角が少し寝たことで、症状は小さくなったように思いますが、それでも少しだけハンドルがふるふるします。また、車高を下げたことでホーシングが運転席側にずれてます。
そこで、今回は、調整式のラテラルロッドを導入してホーシングのズレを補正。ラテラルロッドはピロボールのタイプをチョイスして、小さなジャダーの発生を抑制できないか試してみることにします。
こちら、準備した調整式のラテラルロッドです。
国産で安心して使える安いラテラルロッドが無いかいろいろ調べていたところ、某オークションサイトでラテラルロッドの制作が可能な出品者様を発見。何度かやり取りさせていただいて購入することにしました。
パイプの材料はSUS304、パイプ径は純正に比べフロントは5mm、リアは2mm太く強度も向上していそうです。車高を上げたJB23用に制作したもの(純正長 + 0~50mm)を出品されておりましたが、わたくしは10mm短いものを作成して頂きました。
参考までに、純正のラテラルロッドの長さは以下です。
フロント:約790mm
リア:約925mm
今回わたくしが制作して頂いたものは以下です。
フロント:780mm ~ 830mm
リア:915mm ~ 965mm
お値段は送料込みで ¥19,700 でした。
ネジもしっかりと溶接されておりまして、目視で確認する限りでは、強度や耐久性には問題ないように思います。
使用されているロッドエンドピロボールは MTR製 BNM16(おねじタイプ) でした。
右ネジと左ネジをセットで使用することで、車両に取り付けた後、ロッドの部分を回転させて全長を調整できる構造になってます。
MTR製 BNM16 は給油式のピロボールで価格も一つ\1500と安価ですが、性能的には値段相応のようです。そこで、高品質・高信頼のミネベア製のものに交換できないか検討してます。
ミネベア製のロッドエンドピロボールにもいくつか種類がありますが、無給油、3ピース構造のHRT-E がダントツの強度を誇ってます。おそらく、一般に入手できるロッドエンドピロボールでは、これが最強だと思います。BNM16 と HRT16E のサイズは以下です。厚みが異なるのでカラーを制作する必要がありそうです。
■ BNM16
外径:38mm
穴の内径:16mm
厚み:21mm
ネジのサイズ:M16×2.0
ネジの部分の長さ:40mm
■ HRT16E
外径:39mm
穴の内径:16mm
厚み:19mm
ネジのサイズ:M16×2.0
ネジの部分の長さ:39.5mm
交換するのであれば HRT16E 一択となりますが、お値段は一つ¥8,500とかなり高額です。
新品の BNM16 を余らせてしまうのももったいないので、HRT16E への交換は後日改めて行うことにします。
車高を下げたことによるホーシングのズレですが、助手席側にズレるものと予想しておりましたが、ラテラルロッドの作用点が支持点よりも上に移動した為、運転席側にずれました。
こちらが、運転席側です。
こちらが、助手席側です。
5mm程度、運転席側にズレてます。
いざ、交換しようとしましたところ、外は、冷たい雨が降ってきてしまいました。
雨が止んだら交換して、ホーシングのズレを修正してみようと思います。