めっきり秋らしい季節になってきましたがいかがお過ごしでしょうか。
家賃支援給付金がなかなかおりないという相談が増えているようです。当事務所で扱っている家賃支援給付金の申請に関していえば、7月15日に申請した分が9月14日に振り込まれましたので、まる2か月かかっています。この案件は、オーナーチェンジがあったり、オーナーが外国人であったりと、事務局と電話連絡をとりつつ、いくつか問題をクリアする必要があったのですが、なかなか手続きが大変というのが率直な感想です。
また、事務局からの不備の連絡が、いわゆる定型文のため、どこが不備なのか明確でないこともあり、なかなか厄介です。
ところで、家賃支援給付金の給付件数は16万件で、申請件数49万件に対し、3割にとどまっているようです(9月18日現在)。事務局としては、審査を緩くすると不正が懸念されるし、他方、厳格化すると支給が遅くなるというジレンマがあるのだろうと思います。
さらに、家賃支援給付金を受給した後は、福岡県内の事業者の皆さんは、「福岡県家賃軽減支援金」の申請を失念しないようにお伝えしています。
これは、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上の急減に直面する事業者の事業継続を下支えするため、国の「家賃支援給付金」の給付を受けた県内の事業者に対し、本県独自の家賃軽減支援金を上乗せして給付する制度です。国の「家賃支援給付金の振込のお知らせ」が手元にない方は申請手続きができませんのでご注意ください。
なお、福岡県以外の自治体では、それぞれ上乗せの給付がある場合がありますので、各自でご確認をお願いいたします。
(写真)家賃支援給付金の振込のお知らせ