新党立ち上げの記者会見に先立って

離党・新党立ち上げのニュースで


「打倒・民主党」とうたっておられた。



民主党を仮想敵国におくのは間違っていなかろうが

有権者に

選挙を戦うための新党立ち上げ

という誤解を与えては嫌だな・・・と思っていた。



記者会見では、さほど強調しておられなかったので

ほっと安心した。


民主党の「与党」は

みていて腹立たしい。


ツイッタに書きこんでいる時間があれば、10分でも

丸山真男くらい読んで欲しいと思うし

どんなに激務でも、国会中や財界のTOP`との会合で

主賓として居眠りするなど、なってない。


とにかく、国を背負うことに対しての緊張感が見られないことが

本当に頭にくる。

それでいて、官僚を否定するなど、おかしい。

私は過去、公務員だったから、官僚の方々が普段

どんなに働きづめか少しは知っている。

同じだけの苦労を、民主党の皆さんもある程度はしているはず。

政治家と官僚とは、職種が違うのだ。


言ってみれば

ビルの守衛さんが、お掃除のおばさんに

  あんたは明日から僕が全部やるから要らないよ

って言ってるみたいなものだ。


実際には、そんな簡単なものではないくらい

一国の官僚、しかもこれだけの組織細分化された仕事の

すべてを政治家が把握できる訳はないのだ。


子ども手当てしかり

高速道路無料化しかり


官僚にしっかりヒアリングをして決めたのかどうか

分からないが

官僚否定、現状否定から入るから、おかしなカネの使い方になるのだ。


こうした不可解なカネの使い方をぜひ改めて頂きたい。





現業を慌ただしくしている間に

新党設立になった。


与謝野事務所から

新党立ち上げのご挨拶状も届き、いよいよ始動!


ですね。



与謝野先生、ともかくお身体が心配です。


ニュースでは

  自民党中堅~若手の参加が意外に少ない

とか

  参院選の候補者がまだ決まっていない

とか

ネガティブな書き方が目立つけれど



正々堂々と、増税をうたった点

超党派での政策検討会の立上げなど、

先生のこれまでの主張を全面的に押し出している点

とにかく頼もしい。


与謝野先生の事務所は

いつもなのだけど、後援会のメンバーに対して

  あぁせい こうせぃ

と仰らない。


そんなところも先生のお人柄が出ているようで

ほほえましいのだけれど

今やそんなことは言ってられない。

何せ、新しい党なのだ。

これからどうなるか分からないのだ。


控え目で良い面はしばらくは置いておいて

後援会面々や、応援している人間にもっと

あれこれ指示を出して欲しい。


手弁当で応援する人間は多いはずだ。


まだ今は指示を出すにしても

何も落ち着いていないかもしれないけれど

先生のご負担を少しでも減らすためにも

ぜひ一般市民にも呼びかけをして欲しいものだ。




いつも疑問に思っていることがある。



鳩山さんのインタビュー発言だ。


政治家というのは、言葉がとても大事な職業で

ましてや首相なのだからして

一言一句 まわりが事細かに耳をそばだてている。


ニュースを聞きながら、耳を傾けているのだけれど

どうにも実感がわいてこない。

何とかしたい、という気持ちが伝わってこない。

鳩山さんご本人は否定するだろうけど

生活の実態感が分からないのではないかなと思う。


これは、今の政治家としては致命的だ。


国民の生活実態が感覚として掴めないと

国民目線で国の方向性を考えられなかろうと思うのだ。


国民目線 というとなにか大袈裟だけれど

これが企業だったら

顧客目線 といえる。


先日、面白い話を聞いた。


トヨタが、世界レベルでのQCDを維持していたにも

関わらず、大規模なリコール問題を起こしたのは

品質管理基準の中に、


  顧客満足


という指標がなかったせいではないか


・・・・というのである。


それなら至極納得がいく。



話を戻そう。


ある種の”顧客”である国民の生活感をどうにかして

身に着けないと政治家として有権者の支持を得られなかろうと思う。

選挙では、有権者の全員が 細かい政策論争の中身までは

分からないから


この人なら分かってくれる


という”感覚”はとても大事だ。


選挙期間中、鳩山さんの演説で


  国民の皆さまのお暮らし


という言葉を聞いて、なんだろう?という違和感があった。

一見、丁寧な言葉にみえて、実は異次元の世界から

「お暮らし」を見ているような感覚だった。


今、思うと、確かに一般市民の生活とは

いささか「異次元」な「お暮らし」をされている鳩山さんご自身。


たとえご実家が資産家だったとしても

国民性感覚が分からない訳ではなかろう。


与謝野さんのように、

ご自宅から永田町の職場まで歩きながら、

店先を見るとか、商店街の浮き沈みを感じるとか

(多分、与謝野さんは感じているのだと思う)

想像力を働かせることはできる。


100円ショップで何が売られているかも

与謝野さんはご存じだ。

だからこそ、平成の脱税王 という言葉で

庶民との距離がありますよ、ということを与謝野さんは

鳩山さんに一所懸命に伝えていたのだ。


鳩山さんはそれを分かったのだろうか?


単に、与謝野さんに厳しい追及をされたけれど

なんとかのがれた。


・・・・と安心してはいけない。



鳩山さんの政治生命うんぬんよりも

国の首相がきちんと国民生活を理解しているかどうか


それが大事なことなのだから。


そうはいっても、分刻みの首相のスケジュールで

街を歩けと言ってもなかなか難しかろう。


国民生活とはなにか?

という指摘や、与謝野さん質疑の本質を伝える

ブレーンが周囲にいない


・・・それが今の鳩山さんの決定的な弱さ


に思う。